【情報力vol.4】
※こちらは宮古新報さんで書いてるコラムのアーカイブです。
[プロローグ]
https://note.com/tmryshr/n/n45f92d2729a8
デザインへの投資
何かしら商売をするには必ず商品を作ります。
それは物だったりサービスだったり様々ですが(野菜も商品)
商品を作る時に注意しなければいけないなと思うのは『デザインの底力』の過小評価だと思います。
商売を始めるには初期投資を抑える『スモールスタート』が基本なので経費削減の為デザインにお金と時間をかけないで自分でやってしまうか、友達に安価でお願いするという考えも理解できます。
一方現代で良いデザインというものは、その商品を消費すること自体に消費者が意味を持ち始め、snsなどで自立的に拡散され集客に繋がり、広告という機能を持つという側面があります。
また、量を生産する事が出来ない(しない)商品にとっても単価を上げる事に一役買い、
さらに優れたデザイナーは飲食店などの設計を任せた場合、少ない人数で多くのゲストを回す導線設計もしてくれます。
まとめると、優れたデザインというのは、宣伝コストを下げ、単価も上がり、人件費も抑えられるということになり、デザイン自体が自走して労働し利益を産んでくれます。
そうなると、デザイン自体が返済機能を持ちあわせるので、プロにお願いするのは良い投資対象となり得ると考えます。
しかし、投資には元手が必要で、元手は無いとなると、自分の時間を投資するのがオススメです。
情報を取りに行く為に時間を投資する。
これを『宮古島』という大きな商品としてスケールした場合どうでしょう。
慢性的な人手不足は止まらない現代、少ないエネルギーで高い利益を増やす事は必須で、やはり競合(他の観光地)から選ばれるにはデザインの力は重要ではないでしょうか。
良くない都市計画は予算を常に溶かすと言われてます。
開発が進む宮古島で誰が島をデザインしていくのか。
僕が見てきた観光大国(ヨーロッパ)では住居を含めた建物に一定の基準があり、それゆえに圧倒的な統一感による価値を生み出し世界中から人を惹きつけてました。
個人的な考えですが、島単位で考えた場合
『流行りに流されない(インスタ映えとか完全無視)どんなに時代が変わっても求められる普遍的なデザインこそが人を惹きつける』
と思います。
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