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ネーミング

僕が伊良部島の
【紺碧ザ・ヴィラオールスイート】内でやっていたレストランは「エタデスプリ」という名前でした。

この名前は前職のオーナーのご厚意により次のレストランでも継続して使う予定をしています。
響きが良いと感じており気に入ってる名前です。

会社名、店名、商品の名前にいたるまであらゆるシーンでネーミングは重要です。一度決めてしまったネーミングは何度も変更しづらいので、よく吟味して納得できるものを考える必要があります。

今でこそ多くの人に定着しているネーミングも、発売当初は全く認知されずに売れなかった商品もあるようです。

例えば、「お~いお茶」でご存知の伊藤園の緑茶飲料も発売当初の商品名は、缶煎茶(かんせんちゃ)でした。しかし、全く売れないことからアンケートを実施し、ネーミングにある「煎茶」が読みにくい・読めないということで
その後の追加調査によって、日本人は緑茶に家庭的なぬくもりを感じる事が分かり、現在の「お~いお茶」に改名後、売上が6倍近くの40億円にまで達したようです。

「エタデスプリ」の
名前の由来は修行先のフランスバスク地方で働いてた時に当時のシェフから教えて頂いた言葉で、日本語に訳すると「精神状態」という意味です。

どういう事かというと、
シェフ曰く、全く同じ材料で、同じシェフが作った料理であっても明日の仕事を考えなが食べる料理、精神的なコストが高いパリで食べるよりも、バカンスで訪れた場所で解放された「精神状態」で食べる料理は何倍も美味しく感じるものである。
と教えてもらい、この考えを持ち帰り宮古島で再現出来れば最高の価値を提供でると思い、自分のレストランの名前にしようと密かに考えていたのです。

どちらかというとコンセプトをネーミング化したとも言えるので、それ事態がスタッフに対してサービスの指針示す役割としても機能しています。

一方で「缶煎茶」同様に覚えにくいという側面もあり、得にインバウンドの集客を視野に入れた時には検索しづらいというのは大きな欠点で、レストランが出来るまでの課題です。

息子に教わったのですが、発見された中で史上最大の翼竜の名前は「ケツァルコアトルス・ノルトロピ」というらしく、彼らを調べて見ると分かるのですが、かなりのスペックの持ち主でタレント性も十分にあります。
ですが、翼竜のヒーローと言えば「プテラノドン」です。
用は多分そういう事で、ネーミングはとても重要な要素で、1番前に来る物であるがゆえ、「商品を分かりやすく説明する」とか「覚えてもらう(拡散する)」という役割を付加するとかなり広告としてかなりコスパがいいと言えます。
カッコイイ名前を選ぶのか売れる名前を選ぶのか!

それではまた来週。

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