人生一歩先は闇。何股もかける猟奇的な彼女に振り回された童貞男の行く末は!?漫画『ヤバい女に恋した僕の結末』がとにかくヤバすぎる!!
※本記事は、「マンガ新聞」にて過去に掲載されたレビューを転載したものです。(編集部)
【レビュアー/堀江貴文】
芳文社コミックスで沖田龍児、そしてこのタイトルをみてヤバい話であることは間違いなく、最後までドキドキハラハラの展開であろうことは容易に想像がつくだろう。
いや、実際に読んでみたら予想以上の漫画だった。
女性とまともに付き合った経験のない主人公に初めて出来た彼女は、実は彼が思ってるような奥ゆかしい女性ではなく、いわゆる猟奇的な彼女だったのである。
何股もかけ、ヤリマンで、同時にたくさんの男たちを手玉に取り、しかも既婚者というびっくりするようなとびっきりのビッチなのだ。
むしろ主人公の幼馴染の女の子のほうがよっぽどピュアで良い女なのに、そちらには見向きもせずビッチに行ってしまうのは男の性なのだろうか。
騙されてエッチもさせてもらえないという状況のままなら、それほどの問題ではなかったのだが、ビッチが男の扱いを間違えてから事態は急展開していく。
主人公の幼馴染の女の子までも巻き込んで、本当に猟奇的な事件化していくのである。
沖田龍児ワールドの真骨頂と言えるだろう。
とにかく全ての登場人物がどこか人間としての何かを欠いており、いちいちおかしな行動をとっていくのだ。
しかしこれは極端に描写をしているだけで、多くの人はそのような特性を少しだけでも持っているとも言えるのではないか。
人生一歩先は闇である。
私が入っていた刑務所にも、些細なことから事件に巻き込まれて捕まるようなことをした人たちが何人もいた。
ちょっとした心の隙間があると魔が差してしまったりするので、注意しなければならいのだ。