【声優・俳優養成所】相手を楽しませる前に、不安にさせない!

こんにちは。
森田です。

先日、あるところで実施したレッスンで感じたことを共有します。

演技レッスンの前に、男子生徒が足を引きずって歩いていたので、どうしたの?と訊ねたところ、足の爪から血が出ていると伝えてきました。

私は何気なく、絆創膏はいるか聞くと、驚く答えが返ってきました。
彼は、私に足の爪を見せ、怪我の様子を説明してくれたのです。

・・・で?


が私の頭に浮かんだ言葉ですw
私は医者でもないので、容体を聞いたところで判断ができません。

だから、絆創膏がいるかをもう一度聞きました。
次の彼の答えは「たぶん、大丈夫だと思います。たぶん」

私は仕方なく、「いらない」と判断してその場を離れました。

なぜ、絆創膏が必要か不必要かを彼は答えなかったのでしょうか?
いや、答えられなかったのでしょうか?

この答えは藪の中で、究明するに値しないので、宇宙の屑となればいいと思います。

表現者にしても、そうでないにしても、相手に

「面倒だなぁ」

と思わせてはいけません。

コミュニケーションが断絶している状況にも気づかず、自分の説明だけしているんですよ。
そして、彼は自分のことなのに「たぶん」を2回も使ったんですよ!

相手を楽しませる前に、不安にさせない!


という事を教えないといけない現代は闇そのものですね。

でも、大事なので2回繰り返します。

相手を楽しませる前に、不安にさせない!


表現する世界では分かりやすく、深くですね。


それでは!

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