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【声優・俳優養成所】僕の感受性を知りませんか?!①

こんにちは。
森田です。

表現者は感受性を高く持ち、感情を豊かに持ちなさい。
と聞いたことがある。
誰の言葉が知りませんが、
言わんとしていることは理解できるし、納得もできます。

また、私自身それを実践しようとも思っています。
ただ、現代においては難易度が上がっているような気がします。

私の育った昭和では、当たり前に人から怒鳴られ、自然が多く不便でした、テレビゲームをするのにも、リビングにあるテレビを拝借してました。
一言で言うと、

自分の思い通りの生活なんて出来なかった。

障害物ばっかじゃねーか!

いかに自分の思い通りに事を運ぶかを考えたものです。
だから、親に交渉して自分の望みを伝え、現実にしてもらうしかありません。

でも、親(大人)を正論で打ち負かすことは出来ません。

大人が納得するのは、子供らしさであったり、可愛いと思わせたり、同情を誘えた時だけでした。

エビデンスなんて持ち出したら、嫌がられて、門前払いですw

「親がダメって言ってるんだから、ダメなの」

これで終わりですw


演技をするときにも同じです。
観客にいくら正論を投げかけても、感情移入なんてしてくれないです。
大事なのは、愛おしいと思ってもらえるか? この人なんか好きって思えるかです。
そこ(演技の仕方)にエビデンスはありません。

エビデンスという魔物に取り憑かれて、正義という剣で相手を滅多刺しにするのが、現代人です。
若者はその部分を理解し、継承してしまっています。

これは私たち大人が作った事実です。

人間の本質や美は、バブル期の山林伐採と共に切り落とされてしまったのでしょう。きっと。

演技をしていると、本来人間が持っている感受性が大事だとは分かっていても取り戻し方が分からないのだと思います。
また、その部分を持った若者もいますが、天然記念物のように珍しく感じます。

明日は感受性の取り戻し方を伝えたいと思います。

それでは!




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