【作詞】爆弾


願ったのも束の間 訪れた未来は
頭を掠めた悪い予感を綺麗に形にした
涼しい顔をするから 楽観視していた
そこに潜む影を 私はまだ知らない

悲しい結末でしか動かせない感情へ
労われないならせめて運命を動かして

その心を解けるのは 偶像でしかない愛で
十分痛い目をみた
これから全部幸せだ!

嫌ったのも束の間 描かれた未来は
想像ばかりが先走る、現実味のないもの
つまらなそうにするなら 一緒に考えよう
そこに揺らぐ影の追い払い方を

他人の優しさでしか動かせない感情へ
縛られたまま躍って、ここからはみ出して

その凝り固まった自論に 都合よく根を張る自信で
本当は全てに頷けたら、
きっと怖いものなんてない

それぞれの両手に抱えて
持ちきれず、落としては爆ぜて
音になって、欠片になって、視線を買って
それさえもほんの一部で

堂々と掲げられないの その辺に放り投げないの
悲しみこそ人目を憚らず 
知恵を絞り合えたら楽なのに

悲しい結末でしか日の目を見ない感情へ
報われないならせめて自分で抱き寄せて

誰にも知られず、なんて 望んだ形じゃなくて
これまでの全部が夢だったら
きっと悪いことなんてない

その凝り固まった自論に 偶像でしかない愛を
十分痛い目をみた
今更怖いものなんてない

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