【作詞】揺らぐ
抜け殻をずっと眺めていた
想い出に今も浸っては
確かにそこにあったはずの影をなぞる、指が触れる
寂しさが1人だけのもので
それがあまりにも悔しくて
屈託のない笑顔に腹を立てる、なんて贅沢
置いていくなんてないや 情もあったもんじゃないわ
忘れん坊は昔から、そのままが恋しかった
紙切れでも確約を 手放さない約束を
過ごしてきた年月と同じだけの愛情を
意地を張って貫いた気持ちすらも
些細なことでいつも揺らぐ、揺らぐ
暇を与えられては躍り出る
厄介で少し愛しい誘惑、長く
想い出をずっと辿っていた
打って変わって牙を向いた
確かに大切にしたはずの影をなぞる、夢が泳ぐ
手放したくなんてなかった 月日はいつも残酷だ
居場所を見つけたなら、永遠だっていいじゃないか
手のひらの温もりを 口だけでも約束を
人生の全部の悲しみと戦えるだけの愛情を
どうしようもなく苦しいこの気持ちも
言葉になった途端 何故か希薄になる
強がりだって、ずっと笑っていたい
あなたの前ではずっと笑っていたい
どこまでが我儘で どこからが許されて
逃げ足だけは昔から、自慢じゃないけど速かった
不安を消し去る決別を 答え合わせの告白を
隔てた壁は壊すもの 思い切った衝突を
意地を張って貫いた気持ちすらも
些細なことでいつも揺らぐ、揺らぐ
暇を与えられては躍り出る
厄介で少し愛しい誘惑、長く
どうしようもなく苦しいこの気持ちも
吐き出し方を間違えたら凶器になる
慎重になればなるほど塞ぎ込む
暗闇の中行き先を探している