人間不信
今回の部員日記は、環境情報学部3年の高橋友南が担当させていただきます。
先日行われた東日本インカレの行き帰りの車中での出来事について書きたいと思います。
まず最初に、私は人狼やウミガメのスープといった頭脳戦や心理戦を必要とするゲームがあまり得意ではありません。いや完全に不得意です。
東日本インカレの会場である白子町に向かう途中、暇ということで女子部で「ワードウルフ」をすることになりました。
ワードウルフとは、みんなであるお題について制限時間内に雑談をして、その雑談の中で「みんなとは違うお題」を与えられた少数派の人を見つけ出すというゲームです。
ワードウルフは頭脳戦と心理戦を兼ね備えたゲームなので、冒頭で述べた通り私が最も苦手とする分野のゲームです。でも、やるからには絶対勝ちたい!と思い頑張りました。
しかし結果は、負けです。何度やっても私が少数派になるとすぐにばれてしまいます。
なぜなら、私は口を開けばボロが出るからです。
女子部のみんなは「バカ」だの「下手くそ」だの言ってきます。誠に遺憾です。
どこかでリベンジしたいと思っていたら、まさか帰りの車中でもやることに!これはリベンジのチャンスだと思い、負けず嫌いを発揮してやりました。
その結果、かき乱すことに大成功したのです!めちゃくちゃ気持ちよかったです。散々バカにしていた相手にかき乱されている姿は滑稽でした。
最後は、余裕そうな態度と節々の発言等でばれるという失態を犯しました。自身の詰めの甘さやすぐに態度に出ることなどテニスでも掲げる課題がこんなところにも表れるとは思ってもいませんでした。
課題が見えたものの、ここまでかき乱せたことは私にとって大きな成長だと感じます。
ワードウルフをプレイ中、最も信用してくれた同期の塚越日和はプレイ後に涙を流しながら語っていました。
「バカなふりをして皆を騙しまくったサイコパス女」と…
今回のワードウルフで頑張った私が得たものは「サイコパス女」という称号と「信用の失墜」でした。誠に遺憾です。
後輩の野村和加は後にこう話していました。
「最初にばかなふりをしたのは、伏線なんじゃない!?」と…
何をいっているのでしょうか。そして、のんちゃんも私のこと散々ばかにしていたのですが、これだけは言わせてください。のんちゃんも下手くそです。
下手なくせに私をバカにするとは笑止千万。
このゲームを通して一つ学んだことがあります。
「ワードウルフ」は人間不信になるということ。
「多分この人私と同じワードの話をしてる!」と分かって安心して乗っかったら、実は自分たちがワードウルフだったというそんな悲劇もありますし、逆に全体がワードウルフの空気に飲まれて、本当は自分が市民なのにワードウルフなのではと思ってしまったり。とにかく疑心暗鬼になります。
しかし、みんな慎重になってなかなか会話が弾まなかったりするのですが、そんな中で会話の口火を切っていく人、会話をリードしていく人、うまい質問を投げる人、思い切った大胆な回答をする人、などそれぞれの性格がだんだん垣間見えてきてとっても面白いのです。
皆さんも是非遊んで私のように称号を獲得してみてください!!
世界が変わります。
拙くまとまりのない文章でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。