【子商塾】みんなのおうち夏祭りでオリジナルかき氷を販売してみよう!〜第1回〜
うちの会社で展開している、喫茶・製菓シェアキッチン・シェアスペース複合施設「みんなのおうち」にて、子どもたちが商品企画から考える私塾「子商塾」を開催しています。子どもたちの夏休みの学びをレポートしてまいります!
子商塾とは?
子商塾とは・・・子ども自身が実際の商いを取り組むことを通じて、アントレナーシップ精神や、お金を通して、売上、原価のことを理解して利益をだすことをゴールに考える仕組みを提供するプログラムです。
約20年にわたって全国各地で経営とまちづくりに取組んでいる木下斉さんが所長として立ち上げたLocallyDrivenLabs(LDL)のメンバーが中心となり、経済に必要な知識を多様な商いという実践を通じて学んでいく私塾プログラムとして、全国で実施されています。
↑木下さんのnote。冒頭からちょっと脱線しますが、僭越ながら、ご著書は全て拝読させていただいており、僕が地域ビジネスをやっているのは全て木下さんの教え「街が衰退してるって思ってるのなら、食い止めるのはお前がまず行動するんだよ!」的な影響を色濃く受けております。
↓弊社事業の一部をご紹介
・栃木市嘉右衛門町の伝建地区にて着物レンタル店の運営。パリコレ着付け師が活躍中!
・水害で疲弊した住宅街の空き家でリノベ喫茶店等の複合施設を運営。
子商い塾への思い
戦後の高度経済成長期で多くの人がサラリーマンという生き方を選択するまでの間、多くの家が「◯◯屋」のような家業を展開し、子どもは父母など家族の働く姿を間近で見ることができた。そこでは労働とは何か、その対価をいただくとは何かをその背中から学べた子どもたちは多かった。
いまやサラリーマン家庭が全世帯の8割超えとなった現在。
子どもたちはお金の教育をほとんどされてきていないのに、大人になると、個性を活かして起業しろと言われても、ピンとこないのは当たり前。
子ども時代に、自分で企画した商品を、自分で売って、自分で稼ぐ、という原体験は、きっとその後の人格形成にも良い影響があると考えます。
初回開催なので、ミニマムに企画しました。
第1回開催の様子
というわけで、2024年8月1日(木)に第1回の子商塾を開催しました!
お陰様で夏休みという日程もよかったのか、趣旨に賛同してくれた3名の小学生(小3・小5・小6)が参加してくれました。
まずは、自己紹介をしたあと、おなじみの駐車場クイズ(テッパン過ぎてここにはネタ出せないけど僕のセミナーを受けたことがある人なら、いつものあれか、と思うはず笑)で盛り上がって、人は見ている場所によって、同じものでも見え方が異なるということを伝えて、つかみはOK。
一水四見、岡目八目。
プロジェクトの紹介をして、お金の勉強に入っていきました。
お金の勉強に入る前に、ものには原価があるんだよ、ということを理解してもらいたかったので、原価クイズをやりました。
子どもたちの反応は、なんでそんなに安く作れるのに、自分が買うときは高くなってしまうのか、という感じ。ふむふむ。いい感じ。
そこから、お金の勉強に入ります!
売上高 − 売上原価 = 粗利益
この計算式を自分で計算をしながら体で覚えていく。
ワークでは、レモネードスタンドの運営を例にとって自分で計算をしていきます。後半、レモネードの原価の計算ができたところで、そのレモネードを1杯いくらで売りたいか、のところで話が盛り上がります。
三者三様。個性が出ますねー。
ひとりは、高付加価値型の1杯770円で売りたい。
ひとりは、市場価格を反映した1杯400円で売りたい。
ひとりは、顧客満足を重視して1杯150円で売りたい。
お金の計算だけで終えるつもりが、
「どうしたらその価格で売れるようになるか?」
「激安価格で売るのであれば、利益を得るには何杯売る必要があるか?」
など、大人が考えてもおもしろいマーケティングの話で盛り上がりました。
後半はオリジナルかき氷のレシピ検討
各自が考えてきたアイデアから、議論が進みます。
その結果、次回第2回で試作品をつくるための用意したのが下記材料!
さすが、キッズが好きなドリンクの代名詞、ライフガードをしっかり活用する予定。笑
そして、ただ商品をつくるのではなく、数字も一緒に考えるということで、販売可能時間と提供数から、販売目標を60杯と設定。
目標粗利は21,000円なので、けっこうな高付加価値商品になるかも??うまくいかずに転ぶことも含めて子商塾。こういう部分が、「お店屋さんごっこ」では絶対に体験できない部分であり、リアル商売の醍醐味ですね。
次回、試作ではどんなオリジナルかき氷が出来上がるのか、乞うご期待!!
〜つづく〜
第2回はこちら
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