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デジタル時代を動かすUI/UX〜Part2 UI/UX業界の進化とその市場価値〜


こんにちは!デザイナーのykです。


前回のPart1では、UI/UXが重要視されるようになった背景と、現代社会で果たしている役割について解説しました。
まだご覧になっていない方は、ぜひ以下よりチェックしてください!

今回の記事では、『デジタル時代を動かすUI/UX』のPart2として、市場価値と最新のトレンドについて詳しく掘り下げていきます。
UI/UXの魅力と可能性を一緒に探っていきましょう!最後までぜひお付き合いください。

UI/UXの市場規模の拡大と求人市場の拡大

UI/UXデザイン市場の拡大は、デジタル化の進展に大きく依存しています。
市場調査会社のデータによれば、UI/UX関連のサービス市場は2023年の数十億ドル規模から、2030年までに数百億ドルに達する可能性があると言われています。

この成長を支える主な要因は2つあります。1つ目は、デジタルサービスの増加とデバイスの普及、2つ目はDXの進展です。さらに、市場規模の拡大に伴い、UI/UXデザインの専門知識を持った人材の需要は急増しています。
それぞれについて、細かく見ていきましょう!

1. デジタルサービスの増加とデバイスの普及

  • eコマース
    ショッピング体験を向上させるためのパーソナライズされたUIやスムーズな決済プロセスが求められています。

  • SaaS
    業務効率を高めるクラウドサービスが普及する中で、直感的で使いやすいUIが競争力の鍵となっています。

  • モバイルアプリ
    アプリ利用者が簡単でわかりやすいナビゲーションやデザインが不可欠になっています。

2. DXの進展

多くの企業がビジネスプロセスをデジタル化する中で、使いやすさを重視したUIが業務効率を左右する重要な要素となっています。

3. UI/UX人材の需要増加

特にデジタル製品を中心に事業を展開する企業にとって、優れたデザインを提供できる人材は貴重であり、そのスキルを持つ人材には高い市場価値があります。

UI/UX業界の最新トレンド

このように市場規模と求人の拡大がある中で、UI/UXデザインの世界では革新的な技術やアプローチが注目を集めています。
以下は、現場のデザイナーや開発者にとって知っておきたい最新トレンドをいくつかピックアップしてまとめました。

1. AIの導入

AIの発展により、デザインプロセスが大きく変わりつつあります。生成AIを活用することで、アイデア出し〜デザイン作成まで、幅広い作業を効率化することが可能になります。

例えば、AIが短時間で複数のデザイン案を生成し、デザイナーがその中から最適な選択を行えるようサポートすることで、デザイン作業に集中しやすくなりました。また、人物や背景を生成する技術も進化しており、クリエイティブの可能性を広げています。

ここで余談ですが、、、
デザイナーさん向けにおすすめの生成AIを2つご紹介します!
すでにデザイン制作でFigmaを使っている場合は、Galileo AIやFigma AIプラグインが特におすすめです。

Galileo AI
テキスト入力から高品質なUIを生成が可能で、Figmaとの統合がスムーズなため、デザイナーにとって重宝するツールですね!

Wireframe Designer
Figma AIプラグインの中でも「Wireframe Designer」は、テキスト入力からワイヤフレームを生成することができ、コンテンツ設計に集中することができます。https://www.figma.com/community/plugin/1228969298040149016/wireframe-designer

2. クロスプラットフォーム

クロスプラットフォームとは、iOS、Android、Windows、macOSなど異なる環境で動作するソフトウェアやアプリケーションを指します。
ユーザーが複数のデバイスやプラットフォームを利用する現代において、シームレスな体験を提供することが重要になっています。

例えば、YouTubeがモバイル向けのストーリー形式を採用したり、Instagramがデスクトップ版を強化したりと、それぞれのプラットフォームに最適化されたデザインが求められています。
これにより、どのデバイスでも一貫した使いやすさが実現され、ユーザー体験を向上させています。

3. インクルーシブデザイン

インクルーシブデザインとは、高齢者、障がい者、外国人など、これまで製品のデザインプロセスの中で軽視されがちだった多様な人々を、デザインプロセスの上流から巻き込むデザイン手法を指します。

多様なユーザーのニーズに応えるため、誰もが利用しやすいデザインを目指すインクルーシブデザインが注目されています。
これは、SDGsの達成を支援する取り組みとしても重要視されており、特にアクセシビリティや文化的多様性を考慮した設計が求められています。

4. マイクロインタラクション

マイクロインタラクションとはユーザー体験を向上させるための細かなアニメーションやフィードバックを指します。
例えば、「いいね」を押した際のハートが弾けるアニメーションのような視覚的な反応や、スクロール時の動きなどが挙げられます。

参照:LottieFiles

効果的に使用することでユーザビリティの向上につながります。また、演出によってユーザーにサービスの親しみやすさを感じてもらうこともできます。

まとめ

UI/UXの市場規模の拡大と求人市場の拡大

  1. デジタルサービスの増加とデバイスの普及

  2. DXの進展

  3. UI/UX人材の需要増加

UI/UX業界の最新トレンド

  1. AIの導入

  2. クロスプラットフォーム

  3. インクルーシブデザイン

  4. マイクロインタラクション

最後に

いかがでしたでしょうか?
UI/UX業界は、世界では革新的な技術やアプローチの変化によって絶えず進化しています。

そして、その市場価値は年々高まっており、優れたUI/UXはユーザー満足度の向上だけでなく、企業の成長にも直結していきます。まだまだUI/UX業界には目が離せませんね!

次回、Part3ではPart1〜2での総まとめとしてUI/UXがもたらす可能性とその課題について書きたいと思いますので、ぜひフォローしていただければ幸いです。


ソニックムーブのUXデザインについてはこちら↓


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