卒業制作が終わりました。
ずっとnoteを更新できなかった理由の殆どを占めていた、卒制を無事に提出することができた。
4年間の美大生活を締めくくる、一応最後の作品。ラストに相応しいすっげーの作るぞ〜って人も多いだろうが、自分は「次何作ろっかな」と、いつも通り思考した。
それは、大学院に進学できたら全然最後の作品にはならないという事もあるし、院に落ちたとしても創作は辞めないだろうなと確信しているので、わざわざ集大成のピリオドを打つ必要性が感じられないという考えもあったからだ。
以下、卒制審査で読んだ文。
これは、安息の地を見つけた私の理想の姿である。
夜が来るたび、些細なことから途方もなく壮大なことにまでも不安を覚え、自らの意思で眠りにつくことができない。何処へ行っても深く息を吸うことができない自分にとって、シェルターとなる在処を探し求めている。
しかし、呼吸するこの石は、本当に安らかに眠りについたのだろうか。ただ現に諦念を抱いただけかもしれない。
タイトルの白河夜船は、私が10年弱も愛してやまない安藤サクラさん主演の映画のタイトルと、四字熟語の意味から引用した。
金沢美術工芸大学の卒業制作展は、例年通り金沢21世紀美術館にて無料公開されます。
期間は2025年2月23日(日)-3月1日(土)。
きっと全卒業展示の中で1番大掛かりな搬入をすると思うので(石彫なので)(作品が400kgくらいあるので)、ぜひきてね〜👷