【DAY.4】新潟発着!2ヶ月で、公務員がバイクで全国周る旅日記
この記事、連載は...
民間から中途で新潟県庁に入った公務員が、4年で退職するその前に、有休消化で全国をバイクで回る、という、ノープランな企画です。予約なし、フィーリングファースト。
5:30、兵庫県 余部の「余部鉄橋 空の駅」にて起床。
寝袋の中、寒さで目が醒めたというのが正しい。
轟々と海からの風が吹き付けており、嫌な予感がして見に行ったら、案の定バイクが倒れてしまっていた。
一応屋根の下に置いたんだが...
もうちょいふて寝。
6:30、鳥のさえずりに起こされて、眠い目をこすりながら、エレベーターで地上40mの駅、餘部駅へ。
この一帯はジオパークだそうで、曇ってなければ一層爽やかな風景が見られたことだろう。
これから向かう鳥取の天気予報を見ると、またもや雨予報で、気温はマイナス。
もはや呪われてるレベル...
とりあえず、バイクのダメージはウインカーの割れとミラー、ブレーキレバーの曲がりくらいで、軽微なもので助かった。
というわけで、朝7:00、雨の中を一路鳥取へ。
なんだけど、あまりの寒さに手が完璧にやられた。
たまらずに、手前の温泉町といういかにもあったかそうな町へ。
駅前には無料の足湯が。
抜け出せなくなるくらい強烈に気持ちいい。
冷え切った手足を存分にあっためる。
なぜかカニもいる。
日本海沿いは、西に行くにつれてカニ推しが強まる。関西の人はきっとカニ好きなんだろう。
で、ガムテープを調達し、ウインカーの応急修理。
ま、いいだろ。
というわけで、8:00、一路鳥取へと、海沿いのワインディングロードを進む。
こういう海沿いの景色は日本海共通のものがある気がある。
なんてことを考えてたら、8:20、鳥取県入国。
鳥取には米子空港にしか行ったことがなく、楽しみにしていたところの一つ。
上がるテンション、下がる気温。
雨もひどくなってきた。
4日連続雨、さすがに嫌になってきた。
日帰り温泉施設があったので、ちょっと入ってみる。
この時9:15、オープンは10:00。
せめて中で雨宿りだけでもさせてもらえないかと伝えるも、掃除中で邪魔になるからダメとのこと。
仕方ない、私は旅人、彼はお仕事中。
諦めて先を急ぐ。
途中、鳥取砂丘の看板を見つけるも、この天気とテンションではとても観光なんかする気にはなれず、鳥取市内へ。
すると、健忘症の私にも効果が期待できそうな渋い温泉が。
中はレトロな雰囲気。
受付のお母さんに手袋を乾かしたいと言ったら、温風の吹き出し口に置いてくれた。
こういうのがあるから旅はやめられない。
熱い風呂に浸かり、身体と心を癒す。
寝転んで漫画を読んでいると、嘘だろってくらいリーズナブルなお品書きが。
朝メシ代わりに、初見の和風ラーメンを注文。
薄いお出汁にラーメンの麺が入ってて、極あっさりでうまい。
疲れた身体に染み渡る。
で、再び漫画を読む。
ここで考えた。
今、時刻は11:30。せっかく鳥取県庁が近いのだから、役所メシ巡りのチャンス。
しかも今日は第1と第3火曜日限定メニュー、イノシシカレーが食える。
今から行けば混む前にギリ入れる。
いや、ピークの後にしてもいい。それならまだ寝ていられる。
いや、イノシシカレー、売り切れたら最悪だ。
ここまで2秒。
読みかけの漫画(実録・花形敬)を放り出し、再び雨の中に舞い戻ることを決断。
一路鳥取県庁へ。
情報では写真奥の第2庁舎にあるとのこと。
食堂の記載はないが、ひとまず上がってみると...あった!まだ混んでない!
きましたイノシシカレー!
臭みはなく、わずかに野性味を感じるイノシシの肉がゴロゴロ入ってて、スパイスがそれを引き立てて、めちゃくちゃ美味い!
しかも、眺めも抜群!
というわけで、大満足のランチであった。
新潟県庁の食堂は、本当に改善の余地しかない。
で、少し晴れ間がのぞいてきた。
これはあれだ、砂丘だ。
おー、なにげにデカい。
外国人観光客もわりといて、集合写真撮ってあげたら、ハンサムボーイと言われちょっと嬉しかった。
おばちゃんにだけど。
お決まりのラクダも。
さて、観光気分も楽しんだし(たぶん滞在5分くらい)、今日のミッション。
浜村温泉というところに、旅する建築集団、パーリー建築が手がけた、喫茶ミラクルという場所があって、私はそこ宛にAmazon Primeからタイヤのチューブを送っていたのだ。
残念ながら家主の方は不在らしいが、調べると既に配達済とのこと。
恐らく、荷物は中に入っているだろうとのことで、晴れている間にということで、時刻は13:20、急いで向かう。
が...風が冷たすぎる...。
40分ほど走ったところで、因幡の白うさぎという名の道の駅で休憩。
白兎海岸という、神話の土地。
ここで、チューブを受け取ってくれたお土産を買い、浜村温泉へ。
15;00、到着!
めっちゃDIY感のある、ステキなグランドレベル。
中もいい感じのカオス感。
チューブも無事発見。
お礼はぬりかべ焼酎とステッカー2種。
で、駅でまたもや足湯を発見。癒される。
束の間の休息。
で、晴れてるうちに、と思い、さらに西へ。
途中、青山剛昌ふるさと館で休憩。
時刻は16:00、日も陰ってきた。
さらに一時間ほど走り、17:00、米子到着。
大山ってどれ??
今日の宿は、米子初のゲストハウス、「解放guesthouse 勝造」さんへ。
パンチの効いた名前とは裏腹に、可愛いお出迎えが。
宿は、古民家の趣きを残したステキなところ。
屋根裏部屋のような、ワクワク感のあるドミトリー。
というわけで、早速野宿のダメージを癒しに、米子の街に繰り出すことに。
まずは、おすすめされた、まいもんや かっぱで刺し盛りを。
モサエビもある!
お店の方も気さくかつバイク好きで、話も盛り上がる。
で、二軒目は焼き鳥屋に。
名物の赤てん、うまかった!
ドラゴンボールZというメニューが気になる。
種明かしは、鶏団子7つだそうで。
なるほど。
鶏は全て大山地鶏を使っているそうで、珍しいモミジの唐揚げも頼んでみた。
この後は、夜の街をブラブラ歩き、宿へ着くと北京から来たゲストが。
とりあえずけん玉めっちゃうまい。
元ジャーナリストだという彼女は流暢な英語を話し、自分のブロークン英語が恥ずかしい限りだが、色々話をした。
自分が旅好きになるきっかけとなったシルクロード旅を通じ、中国は大好きな国のひとつ。
国のことや、公務員のこと、家族のことなど、こういう出会いは本当にプライスレス。
というわけで、長くなったけど、こんな感じで今日は終わり。
#ヤメコム #バイク旅 #YB125SP #日本一周 #公務員 #有休消化 #旅とわたし #新潟 #富山 #高岡 #石川 #福井 #越前市 #武生 #京都 #舞鶴 #京丹後 #兵庫 #香美町 #余部 #新温泉 #鳥取 #浜坂 #米子