【DAY.10】新潟発着!2ヶ月で、公務員がバイクで全国周る旅日記
この記事、連載は...
民間から中途で新潟県庁に入った公務員が、4年で退職するその前に、有休消化で全国をバイクで回る、という、ノープランな企画です。予約なし、フィーリングファースト。
6:00、佐賀県 太良町の「道の駅 太良」にて起床。
雨にやられた悪夢のような夜が明け、雨も止んでいた。
干潟に、美しい朝日が昇る。
別角度から。
昨日の寝床。風入りまくり。
九州じゃなかったら凍死してたかも。
6:45、南下開始。
途中、海中鳥居で朝日だけ撮ってみる。
満潮にまではまだもう少しある。
見るなら次回だな。全部見たらつまらんでしょ。
そこからほどなく、7:10、長崎県入国!
途中、すっかり俺のRPGの防具屋と化したワークマンでインナーを調達。九州あちーわ。
あ、ワークマンで揃えたこの旅の装備は、私のFacebookで、#旅のギア紹介 で随時紹介していきます。
で、11時過ぎに長崎市内へ。
長崎は前に仕事で何度か来たこともあったし、昨日のテント泊→雨で疲労も溜まってて、とりあえず、日帰り温泉に向かう。
迷いながらだったが、山の上にあるホテルアマンディというところが一番近い。
高そうだけど、日帰り810円。
まあ、ありっしょ。
ホテルマンたちに接客してもらい、小銭を払って長崎の街一望の露天風呂へ。
癒された...。
11:20、噂に名高い長崎県庁のランチを食おうと始動。
これ、マジ何も決めてないからね。
フィーリングファーストばい。
したら...バイクがコケてた!
後ろに積んだ荷物の重みで、サイドスタンドでは耐え切れなかったみたい。
すまん、YB125SP。
そして、起こして走ろうとしたら...セル回らねーし!
エンジンかからんと!
こういうのは、緊急時にエンジンを止めるキルスイッチの入れっぱってのが多いよね。
あれ...そもそもキルスイッチなくね?
てなわけで、ひとまず坂の上だったので、下りながら押しがけ。
こんな景色でトラブルとは...
坂を下りたところにバイク屋さんが。
丁寧に見てくれて、ショックでヒューズが飛んだかも?で、ヒューズ交換。
しかし、かからない。
バッテリーがへたりまくってるかもとのこで、交換しようかと思ったけど、メーカー純正のちとお高いバッテリーしかないとのこと。
南海部品まで行けばあるかも?とのこと。
ふーむ、まあ、とりあえず押しがけという手がある。
というわけで、11:30、こちらに。
なんすかこのおしゃれな建物...。
長崎県庁、やべーな。
エントランスもカッコいい。
去年新しくなったばかりのようで、中もすげぇ。
とりあえず、目指すは食堂。
Chez Dejima...ほんとに県庁の食堂?
新庁舎に伴い、とかではなく、前から同じところらしい。
中は海一望のロケーション。
ま、詳しくは #役所メシ巡り のタグで別途まとめ記事を作るつもりなんだけど、とりあえず食べたトルコライスの写真は貼っておく。
見た目で美味いの分かるでしょ。
で、12:30、県庁の駐車場で押しがけをして、南海部品を目指す。
30分ほどで到着するも、メーカー指定のやつはすぐには在庫がないらしい。
つーか、提示された代替品、さっきの店の方が安いんだけど...。
走ったらセルも回るようになったし、もう少し様子見る!
てなわけで、一路島原方面へ。
途中、めっちゃいいロケーションの道が。
天気も抜群。
テンションも上がり、どんどん進む。
海から内陸へ。
雲仙グリーンロードってなんかカッコいい響きなんだけど、広域農道らしい。
この辺が雲仙・普賢岳なのかな?
山道も楽しいが、バッテリーのことが頭にチラつく...。
で、15:30、口之津港到着。
ここから天草行きのフェリーに乗る。
この旅で初めて自分で運転しない移動。
なんか新鮮。
さらば長崎。
こんちは熊本。
30分ほどで天草に上陸。
天草といえば天草四郎時貞。
海の様子もちと変わってきた。
んで、30分くらい走ると、富岡城って看板が。
富岡城...知らないけど、まだ明るいし、ちと見てみるか。
素晴らしい眺望。
天草だからキリシタンと関係あるのかな、と思ったんだけど、逆にキリシタンの一揆軍がここを攻めに来て、勝っちゃったみたい。
平日だからか誰もいない。10分くらいで終了、その先へ。
どこに泊まるかは決めていないので、暗くなる前にどこまで行けるかだな。
と...ストップ!なんか風景に違和感!
写真では分かりにくいけど、教会?
漁師町の中に?
間違いなく十字架だねこれは。
近くで見ると本格的なカトリック教会。
後で調べたら、長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産の一つ、崎津集落だった。
潜伏って言っても、道から見えるんだけど、と思いきや、当時はこんな道路はなく、海からのみ出入り可能な集落だったそうで、納得。
錦鯉とマリア像って新鮮。
こちらは、岬に立つマリア像。
船で出入りしていた当時の面影が。
キリシタンってすべからくカトリックだから、マリア像なんだよね。ポルトガルはカトリックの国。
禁教後もプロテスタントであるオランダは貿易できていたみたい。
あ、ネコ。
30分程度の滞在だったが、色々考えさせられるところがあった。
先へ向かうと、日が沈んできた。
これまで日本海側を航行してきたので、夕陽は海に沈むが、山に沈む夕陽もまたよきかな。
写真撮っていたら、地元の子どもたちが、こんにちはと声をかけてくれる。
崎津集落もそうだが、こういう、予期せぬ出会いが本当に素晴らしい。
バイク旅の1番の魅力だと思う。
常に、出会うもの全てに感覚を研ぎ澄まし、感性を働かせること。
当たり前のことなのに、日常ではできないこと。
観光スポットを点で回る"旅行"では味わえない、"旅"の魅力がここに凝縮されている。
写真の腕がないから伝わりにくいのが悔しいのだが、出会いも含め、ここまでで最高の夕陽だった。
どんどん進み、下天草の南端に着いたのが18:30。
牛深という地域らしく、少し調べると、"ハイヤ"という言葉が随所に出てくる。
いかにもな感じの漁師町に似つかわしくない、近代的な橋が目立つ。
ここにゲストハウスがあるという情報を掴んでいたので、近づいてみるも分からないので、電話してみる。
しばらくして、生活感たっぷりのおじさん(失礼)が現れ、狭い路地を先導してくれる。
ははー、こりゃ分からんわ。
んで、ゲストハウスは長期滞在者でいっぱいなので、古民家に泊まってよいとのこと。
こりゃ立派なお屋敷ですわ。
海も見える。
元々は網元の家で、 その後はお医者さんが入り、空き家になってしまったのを簡易宿所の申請をし、泊まれるようにしたそうだ。
お父さんの息子さんが旅好きで、ゲストハウスも彼の提案だそうだ。
海外への旅も好きらしく、めちゃくちゃ話合いそうな気がしたが、残念ながら今日は熊本の方に行っているとのこと。
さて、宿も確保できたし、このレトロなまちに飛び出すぜ!
お父さんおすすめの居酒屋はこれだ!
こ、これスナックちゃいますの?
どう見ても店構えも内装もスナックだが、メニューはたしかに居酒屋。
や、安くね?
とりあえず、陽気なママさんおすすめのキビナゴの刺身をいただく。
とろけるー!甘い!
甘めの醤油も合わさり、これまで食べたことのない味!
間違いなく美味い!
こちら、ママさん。
んで、アジのタタキ。
たっぷりのネギ、玉ネギと、ポン酢で和えて食べる!
そして、落ちガキという謎のメニューが気になる。
落ちというのは地元で穫れたものということだそうだが、それが一番贅沢なやつでしょ!
5個で380円?安くね?
出たー!でかいよ!
上に乗っているのはオレンジではなく橙(だいだい)。
その辺に生えとるよ、とのこと。
食べてみると...めっちゃ美味い!
竹崎のカキもめっちゃ美味かったけど、こちらも負けていないかも!
また、橙の甘さが絶妙に合う!
そして、スペアリブ。
肉厚!!美味し!
あと何品か頼んで、ビールと焼酎もけっこう飲んで、お会計は3,000円ちょい!
安すぎる...。
カウンターの常連さんも気さくで楽しい酒が飲めたが、女性の一人称がおいどんというのに軽く衝撃を受けた。
もちろんいい意味でね。
その後は、常連さんにおすすめされたラーメン屋で、ちゃんぽんで締め。
これがマジで大当たり。
以前長崎の中華街で食べたやつより美味い気がする、
このお母さんが最後に入れた謎のタレが秘訣と見た。
お父さんは新潟国体に来たことがあるそうだ、
また呼ばねば。
牛深の夜を満喫し、宿へ。
今日は古民家一棟貸し切りという贅沢な状況。
牛深、いいところだ...。
あ、ハイヤについてはまた改めて書く。
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