【漫画】『嘘喰い』47巻感想~遺伝を感じた~
嘘喰い47巻読了しました。
前回は斑目貘が優勢に見えたハンカチ落としですが、案の定全然そんなことはありませんでした。
そして、創一のお母さんも登場しました。
お母さんも強烈でした。
感想書きます。
※ネタバレ注意
○『嘘喰い』47巻 読んだ感想
ハンカチ落としは、両者1回ずつ臨死を経験した状態で4回戦までやってきました。
4回戦表、Dは切間創一、Cは斑目貘です。
チェックは成功、斑目貘の座視の際は3秒でした。
誰もが斑目貘の優勢だと思っていました。
切間創一の考えは斑目貘に完全に読まれていると思っていました。
しかし、そうではありませんでした。
創一は、その場にいない立会人達に「静まれ」と声をかけました。
「大丈夫だガクト…私は私だ」
「能輪立会人、門倉立会人、間紙立会人、君達は命懸けの戦いの際、リスクにのみ振り回されて判断するのか?」
「弥鱈立会人…」
「銅寺立会人…」
と、一人一人に声をかけていきました。
当然、その人たちはその場にいなくて表情を読み取ることもできず、声を聞くことも不可能です。
しかし、遠くにいる立会人たちの心境を把握し、呼びかけを行えちゃうんです…。
なんか、ボスって感じがして良いなーと思いました。
そのまま斑目貘にも揺さぶりをかけて「私は勝つ。これは天命だ」と言ってのけました。
4回戦裏、Dは斑目貘、Cは切間創一です。
斑目貘は0秒でハンカチをドロップ、創一は34秒でチェックしました。
創一の座視の際は+34秒です。
ここで、見物人達はこの事態の大きさをだんだんと理解し始めます。
1分間の途中でのチェックは臨死のリスクが大きいです。
それをここでヒヨらずに、創一は勝負に出られたということです。
5回戦表、Dは切間創一、Cは斑目貘です。
斑目貘は開始の合図と同時にチェックしました。
すると、そこにハンカチは落ちていました。
斑目貘の座視の際1秒となりました。
この結果に、大船は焦った顔を見せ、梶くんは喜びの顔を見せました。
しかし、創一の言葉でその表情はリセットされます。
創一は、斑目貘が死のうとして開始直後のチェックをしたと言うのです。
斑目貘は、このタイミングで死んでおくことで、より多くの臨死薬のストックを自分の体に溜めようとしていました。
しかし、その策は創一に読まれており、チェック失敗を防がれてしまっていたのでした。
創一は、夜行さんの様子も指摘します。
夜行さんはもう手がボロボロで、具合も悪そうです。
この先、この状態の夜行さんの蘇生は完全ではない可能性があります。
なので、ここからあまり時間をおかず、夜行さんの体力が残っているうちに臨死して蘇生してもらう方が生き残る可能性があるということです。
ここからは先に死んだ方が有利です。
5回戦裏、Dは斑目貘、Cが切間創一です。
切間創一は先に死んだ方が勝ちだと言っていたので、即座にチェックしてチェック失敗を狙ってくるはずです。
斑目貘は開始0秒でハンカチをドロップしました。
しかし、創一は振り向きませんでした。
斑目貘は「この嘘つき…」と声をもらします。
創一は15秒でチェック、座視の際は+15秒でした。
ゲームはどんどん進んでいきます。
6回戦表、Dは切間創一、Cは斑目貘です。
斑目貘は開始の合図と同時にチェック、ハンカチは落ちていませんでした。
斑目貘はチェック失敗、1分33秒の死亡となりました。
斑目貘は2度目の死亡となり、体力が大きく削られてしまうこととなりました。
蘇生に関しても、夜行さんは手に力が入らず、最終的に斑目貘のあばらを折って蘇生を完了させました。
目を覚ました斑目貘は胸の痛みに顔をゆがめます。
そして、斑目貘がボロボロになっても勝負は続きます。
6回戦裏、Dは斑目貘、Cは切間創一です。
創一はチェック成功、座視の際はわずか8秒でした。
切間創一の母は蒼田絵子(そうだ えこ)と言いました。
彼女は盲目の予言者として一世を風靡した人物でありましたが、詐欺師とも言われ姿を消していました。
しかし、突然討論会に現れ、人間の人生における選択は、あらかじめ決まっていたものだと話します。
絵子は人間をよく知っており、悩みの解決策を与えてあげられましたが、それによって騙されたという人物もいました。
絵子は討論会の途中で、絵子に騙されたという男に刺されて殺されてしまいました。
絵子は話している最中に「チッ、チッ」と口を鳴らす癖がありました。
そして、幼い創一もそれを見ていました。
それは、エコロケーションというもので、コウモリやイルカが使っているとされる、音で周囲のものをとらえるための方法です。
実際に、人間でもこれができる人はいるらしいですね。
創一は、この方法を使い、ハンカチが落ちているかどうかを探っていたのでした。
7回戦表、Cの斑目貘は、ハンカチが落ちていることがバレないように、地面に座り込み、ハンカチを平べったく地面に敷くことでエコロケーションの対策をしました。
47巻はここで終了となります。
創一の母が登場しました。
普通に美しい女性です。創一と同じようにおでこに黒子があります。
これは遺伝なんでしょうか?
ちゃんとこの人から生まれたんだなって思えてなんだか良いですね。
さて、ハンカチ落としの方ですが、大変なことになってきています。
斑目貘はすでに2回死んでしまいました。
対して切間創一は、これから死なないように戦っていくようです。
夜行さんの腕や身体の調子も心配ですね。
次回も楽しみです。