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【漫画】『嘘喰い』29巻感想~2人組のアイドルグループみたい~

嘘喰い29巻読了しました。
大船とレーシィの勝負に決着がつきます。
後半は斑目貘と切間創一(蜂名)との出会いが描かれました。
相変わらずのイケメンに目が眩みました。
感想書きます。

※ネタバレ注意

○『嘘喰い』29巻  読んだ感想

まずは大船とレーシィの勝負についてです。
大船は前回までで、切間創一や梶くんの助けを借りながらもレーシィを追い詰めつつありました。
大船は、ずっと怪しいと感じていたとある場所を押しました。
それは、すでに大船が選択してHitを出せなかった場所でした。
しかし、2度目の選択で潜水艦にHitしました。
1度目の選択でHitしなかったのに、なぜ2度目でHitしたのか。
実はこのゲーム、指が船に触れていないと船にHitしない仕掛けになっていました。
レーシィはそれを明言することなくゲームを進めていました。
大船はパネルのマス目に浮かんでいる×印の配置を観察して、これを突き止めました。
大船は同じ理論で逆側の端っこのマス目に目を付けます。
2つ目の潜水艦はそこにありました。

しかし、大船がマス目の中央めがけてパネルを押そうとした瞬間、レーシィは遠隔操作でパネルを動かして大船の指が船から外れて触れてしまい、大船の選択はミスとなってしまいました。
禁じられていたのは暴力行為のみでしたので、この勝負はレーシィの勝利となってしまいました。
レーシィは、敗北した大船に襲いかかり、大船の喉元をかき切ろうとします。
しかし、大船、ちゃんと強くて、レーシィを逆に地面に組み伏せてしまいました。
レーシィは、創一からの無線を切った際に通信するためのボタンを破壊してしまっていたので助けを呼ぶこともできません。
大船はレーシィの気を失わせることで、なんとか死地を脱しました。

大船はその後、不幸なことに事件の黒幕によって濡れ衣を着せられてしまいます。
創一はこの事件に日本人の被害者がいることを利用して、大船がこの事件にて死亡したということを偽造します。
そうやって大船を守り、共に行動することにしました。

船を降りた創一の元に、謎の人物から電話がかかってきました。
これは、斑目貘が佐田国とハングマンの勝負を行った後に電話をかけてきた人物と同一人物でした。
創一は記憶を失いながらもこの声を聞いたことがあるのは覚えていたようです。
この人物はヴォジャを養護施設から引き取り、本当の父親であったレーシィの元に送り届けた人物でした。
そして、城道が奪おうとしたダイヤモンドの本当の持ち主も彼みたいです。
創一は、記憶を失いながらも電話越しに言われた「屋形越え」「嘘喰い」「斑目貘」という言葉に聞き覚えがあったようで反応を見せました。
創一はその言葉たちを聞いて何かを思い出しそうになりながらも、まだ「蜂名」でありたいと大船にこぼしました。

創一は、そうは言いながらも栄羽に言われた通り、記憶を取り戻すためにとある古書店に向かいました。
「和向奴書房」という古書店であり、ここでしか注文書を書けない絵本があるそうです。
それが「はちの王子様」です。
これは栄羽がかいた絵本のようで、この本の注文書を書いて届けることで、栄羽に現在の創一の情報が伝わる仕組みになっていました。
そして、この本を読むことで創一の記憶も戻るようです。
なぜかはよくわかりませんでした。中に何か重要なことが書かれているのでしょう。
創一は過去にも同じように記憶を失い、この注文書を書きに来た時がありました。
その時に入荷した本を、先に買い取ろうとしに来た男がいました。
それが斑目貘でした。

過去の斑目貘と切間創一は賭けをして「はちの王子様」を奪い合い、斑目貘のズルによって、「はちの王子様」は斑絵貘の手に渡ってしまいました。
切間創一はそれから、本の中身を読ませてもらうために、斑目貘に付き纏っていくこととなります。
そこで、斑目貘は創一を「ハル」と呼ぶようになりました。
このあだ名の理由は長くなるので割愛します。
この「ハル」という人物は過去にも登場していました。
斑目貘と雪井出との勝負で、斑目貘が最初に賭けた日付の思い出に登場してきた親友の名前でした。
本当に存在していたんですね。しかもそれが切間創一だったとは…。
創一はギャンブルで優雅に相手を負かす斑目貘の姿を見て、いつからか斑目貘から目を離せなくなっていました。

時は現在に戻り、切間創一は再び「はちの王子様」の注文書を出していました。
そして、なぜかその注文書は斑目貘の手元に届いていたのです。
斑目貘は再び古書店に向かい、創一を顔を合わせることとなりました。
斑目貘と過去に出会っていたことをかすかに覚えていながらも、現在の斑目貘からは自分に危機を及ぼす何かを感じ取り、斑目貘に殺意を向けます。
生憎、大船の登場により斑目貘に手はかけられませんでした。

29巻終了です。
またまた話が難しくなってきました。

まず大船、残念でした。
まさに勝負に勝って試合に負けるという状態でしたね。
でも前回で、主人公並みに活躍していたので今回このような結果になっても仕方ないと思います。個人的な感想です。
なにせ、大船の好感度は相変わらず高いですね。

あと、梶くん。
最上妙子の部下の女性に好意を抱かれたような描写がありました。
横井を利用してレーシィを騙すことに成功した姿を見て、見直されたのでしょう。
梶くんに、自分の携帯電話を進んで貸してくれました。
しかも、また受け取りに来るというセリフ付きです。
これには梶くんもニッコリです。
しかしこの携帯電話は、マルコによってバラバラに分解されてしまいました。
5歳児だから仕方ないですね。

それから、斑目貘と切間創一のツーショットが…。
タイトルに書いた通り、アイドルグループにしか見えないです!
イケメン2人が並んでわちゃわちゃやってるのが目の保養でしかない。
ずっとやっててほしい…。
過去の2人も最高だし、大人になった2人ももっと最高です。
一緒に暮らして、その日常だけ見られる漫画とかないですかね…。

次回も楽しみです。

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