【漫画】『嘘喰い』45巻感想~なんだかんだ夜行さんが一番怖い~
嘘喰い45巻読了しました。
始まりました屋形越え!残り4巻と思うとドキドキが止まりません。
感想書きます。
※ネタバレ注意
○『嘘喰い』45巻 読んだ感想
9人の立会人とマルコの、屋形越えを賭けた戦いが始まっていました。
現在は、マルコと、門倉・弥鱈・真鍋の4人でわちゃわちゃやっています。
正直、ここら辺の戦いは言葉で表せないので結論から話すと、ハンカチを最も多く手にしたのは門倉でした。
一瞬、真鍋もあり得ると思いましたが、やはり門倉が最後は持って行ったということになったのです。
それにより、屋形越えは門倉が立ち会うかと思いきや、そうでもなかったのです。
門倉は、最初の夜行との戦いにおいて、自分のハンカチを奪われていました。
その後取り返した描写がありましたが、それはただの白いハンカチで、門倉のものではありませんでした。
門倉は、伽羅の亡骸の前で待っていた夜行さんの元に辿り着いていました。
門倉の髪型がリーゼントに戻っていました。
うん、サラサラ門倉も好きだけど、やっぱり門倉はリーゼントがいいですね。かっこいいです。
さて、門倉のハンカチを持つ夜行さんと、夜行さんのハンカチを持つ門倉の勝負となりました。
しかも場所は、かつての零號立会人であった伽羅の目の前です。
2人は本気でぶつかり合いました。
夜行さんは、衝撃を与えると命にかかわる左でをふんだんに使って戦っているので、だんだんと意識が朦朧としてきます。
弱った夜行さんに門倉が攻撃を仕掛けようとしたその時、伽羅が起き上がりました。
死んでから時間が経ち、肉が腐って骨がむき出しになった伽羅が2人に攻撃を仕掛けてきたのです。
夜行さんも門倉も目を見開き何が起こっているのかわかっていませんでした。
伽羅の姿に気を取られ、門倉は夜行さんに攻撃をしきれませんでした。
勝者は夜行さんとなりました。
ハンカチを勝ち取った夜行さんが振り向くと、そこには木に寄りかかったままの伽羅の死体がありました。
麻薬による幻覚だったのか、それとも伽羅の念がそうさせたのかはわかりませんが、伽羅はまたもや死んだ後でも大きな影響を与えてくれたのでした。さすがです。
屋形越えに立ち会うのは零號立会人の夜行妃古壱となりました。
夜行さんは斑目貘と切間創一が待つ塔の前にやってきて、3人で塔に入りました。
塔にはすでに梶くんと大船が待っていました。
2人も勝負を見届けたいと思っていたのでしょう。
しかし、夜行さんから席を外すように言われてしまいました。
梶くんと大船は、塔から追い出され、別の場所に向かいますが、互いに「勝つのは貘さんだ!」「勝つのは蜂名だ!」と言い合っていました。
なんだか切なかったです。
さて、最終決戦、「ハンカチ落とし」について説明します。
使用するのは1つの椅子と1枚のハンカチです。
1人が椅子に座り、もう1人がその後ろに立ってハンカチを掲げます。
椅子の後ろに立ってハンカチを落とす方を「ドロップ側(D)」、椅子に座って振り向いてハンカチが落ちたのを確認する方を「チェック側(C)」とし、交互に担当していきます。
進行には時報を利用し、正確な時間を計ります。
部屋には時計がありましたが、夜行さんは先に塔に入っていた梶くんや大船が、斑目貘や切間創一から指示を受けて何かいじったのではないかと懸念があったためです。
ハンカチ落としの1ターンは1分間とし、ドロップ側は必ずその時間内に落とさなければならず、チェック側は必ず一度だけ振り向かなければなりません。
ドロップ側がハンカチを落とした瞬間からチェック側の「座視の際」がスタートします。
彼らの横には薬品がシリンダーに注がれる装置が置いてあります。
容器の中蓋が開き、シリンダーに「臨死薬」が溜まっていく仕掛けです。
これを飲んだ人間は心臓の活動が停止し、死んだ状態となってしまいます。
チェック側が振り向いた時にハンカチが落ちていればチェック成功となり中蓋が閉じますが逆に落ちていなければ「ペナルティ」が発動するのです。
「その時点で溜まっている臨死薬+1分間で溜まる量」をその場で注射されてしまいます。
※シリンダーに臨死薬が5分間分溜まった場合も即注射です。
そして脈拍が止まったのを確認してから「臨死」がスタートです。
ペナルティ秒数を消化したら臨死薬と対になる成分の「蘇生薬」を注射した上で15回限定の心臓マッサージを行い、それで蘇生できたらゲーム続行、できなければそこで一方が死に、ゲーム終了です。
何てゲームを思いつくの?夜行さん。
結局この人が一番怖いのかもしれません。
ハンカチ落としがまさかこんな死のゲームに変貌してしまうなんて…。
最初に先攻・後攻を決めます。
どちらも希望は先攻です。
これに関しては、じゃんけんで決めることになりました。
2人共、必死の形相でのじゃんけんです。
結果は斑目貘がグーで切間創一がパーで、創一の勝ちでした。
一回戦目の最初は、切間創一がD、斑目貘がCで勝負開始しました。
創一は一体何秒でハンカチを落とすのか、そして斑目貘は一体何秒で振り向くのか…。
これにて45巻終了です。
いやはや…何といえばいいものか…。
まずはマルコ!どさまぎで立会人の中に混ざってよく戦いました!
うん、ちゃんと斑目貘の役にたってたはずです!
前回は「相変わらず下全部脱いで用を足してるんだね」ってくらいしか感想無かったのですが、今回はもう、「めっちゃ頑張ったね」って褒めてあげたいです。
相変わらずイケメンです。
あと真鍋さん、ちゃんと強いのいいですね。
元警視長密葬課の課長として、かつてあの切間撻器と互角に戦った人ですから、ちゃんと強かったです。
門倉とは、屋形越えに対する思いの強さの違いで負けてしまったのでしょう。
こればっかりは仕方ないですね。でもかっこいいです。
あと弥鱈。君もちゃんとかっこよかったです。
やる気なさそうなのはそうなんですが、マルコと戦う姿がちゃーんとかっこよかったです。
真鍋にやられて蹲っている門倉を見ている時は硬骨な表情でした。さすがですね。
そして門倉。
さっきも書きましたが、リーゼント復活が嬉しすぎます。
流石にミニドライヤーを取り出して綺麗なリーゼントを作る時間はなかったようですね。
でも即席のリーゼントでも最高にイケメンでした。ありがとう。
さて、次回からはハンカチ落としが本格的に進められていきます。
あと4巻分、大切に読みたいです。