【鮮やかな日々#048】文字のその先へ
引き続きの読書熱、意外に長く続いている。
それには、自宅近くに図書館があることが大きい。
図書館自体は大きくないが、他の施設にある書籍が非常にスムーズに手に入るため(在架されていたら翌日には届くしスタッフの方が優しい)、ありがたい。
借りては読み、読んでは返し、また借りては読む、の繰り返し。
生来の“はまり癖(&飽き性)”のある私は、ふらっと本屋に入りなんとなく本を探すというよりも、ピンポイントに狙いを定めて探す方が向いている。
読みたいテーマを検索機能に入力して候補の本がずらっと表示されるさまは、(テーマやキーワードにもよるが)まあ壮観である。
それはまるでハンググライダーで地上の世界を見るような感覚、ドローンから送られてくる「絵」を眺めるのとは違う。
候補リストから見繕うのだが、本棚から選ぶのと違い、外見(装丁)なし、タイトルと著者や出版年・形式に少しのリード文がついているものもある。
ここからが宝物探し、まだ見ぬ本の”姿“を思い浮かべながら、少しでもピンときたらカートへ入れていく。
まさに、ブラインドデート!
図書館へ出向き初めて本と対面、隙間時間や週末をともに過ごして互いを知る…合えば『関係・パートナーシップ』ー恋愛、友情、師弟、同志、親子などーが生まれることになる。
本は情報源ではなく、自身の写し鏡、主観で本を選び読むけれど、本選びから始まり読書全体の行動は、自ずと、客観的に私を知り、向き合うことになる。
このところの読書熱、なるほど、合点がいく。
〔今日の生命〕