1.6.人魚: 捕獲
6. 捕獲
捕縛方法は個体のサイズによって異なる。小型のものや幼魚は網で捕獲することが可能だが、その生態はいまだに謎が多く、幼魚を見つけるのは容易ではない。また、侵略的外来人魚の多くが、肉であれば魚肉でも獣肉でも選り好みせず、種によっては死肉でも厭わないものもあるため、狙って釣ることは難しい。また、一個体の生息域も広範囲に渡る。
現在のところ、目撃情報を元に罠や網を仕掛けるというのが、行政の指導する最も安全な捕獲方法である。ただし、この方法は人魚を傷つけたり、最悪死に至らせたりする可能性が高いため、明確な駆除目的以外では使用されない。外来種は法的には自然個体の保護対象外にはなるが、発見される多くがいまだに研究の進んでいない貴重な資料となり得るからである。
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