9/5 大学生のころに好きだったブランドの服、アラフォーで着られるか。

■季節が変わるたびに、クローゼットはぱんぱんなのに「着る服がない」と騒ぐことになる。去年着ていた服をひっぱりだして着てみても、シルエットなのか柄なのか、どうしても『去年の服』感が拭えないものが多い。チェック柄なんて、基本は縦と横の線の組み合わせなのに、その色と幅の組み合わせで、なんでか『トレンド』と『去年の』の差があらわれる。人が着てるぶんには全然気にならないのに、自分が身に着けるときはどうにも落ち着かない。女性ファッション誌をぱらぱら読むのが好きなのが仇になってるような気がしなくもない。あと、『見た目に気をつかってると思われたい、あわよくばおしゃれさんと思われたい』という見栄っ張り。
■今年の夏、ノースリーブワンピースデビューした。腕まるだしのノースリーブも、わたしにとっては大冒険だったのだけれど、ワンピースも普段着の外着としては初めてだった。基本ボトムはパンツスタイル(夏だけマキシスカートもあり)なわたしにとって、ワンピースなんてかわいらしすぎるし、かと言ってカジュアルなものは自分の体型のせいか手抜き感がでるし、脚は太くて汚いから出しちゃダメと思い込んでいたから、着てはいけないと思っていた。のだけれど、シンプルで甘すぎない、着丈長めのワンピースだったら、そんなに抵抗なく着れた。し、何より、「何だこれ! 楽ちん! 何も考えず1枚すぽっと着るだけで様になる!」と、その楽ちんさにすっかり虜になってしまった。
■そんなわけで、『秋の入り口に着る服がない』『ワンピースの楽ちんさに味をしめた』わたしは、「シンプルで着丈長めのワンピースがほしいな~」と思っている。少し前に買ったユニクロのワッフルクルーネックTがカジュアルで着心地もよく、流行り感もあって気に入ったので、「ワッフル生地のワンピースとかいいかも!」と思いつき、アイルミネや.stのサイトを検索してみた。で、今のところ一番気になっているのは、ジーナシスの『サーマルBIGTワンピース』だ。けど、ジーナシスなんて、自分がSEDAとかPSとかの青文字系の雑誌が大好きだった大学生の頃に着てたブランドだ。30代も中盤の自分が手を出していいのか、という葛藤がある。年齢なんか気にせず、着たいのなら着ればいい、と思うのに。こういう、自分で自分に枷を嵌めてることが、わたしにはたくさんあって、ひとつひとつ気づいてはゆっくりはずしていっている最中だ。
そんなわけで、近くの店舗に試着に行くか、迷っている。試着すれば、「あ、やっぱ若すぎてわたしには無理」ってなるかもしれないし、若いとかじゃなくて似合わないかもしれないし。「運命の秋服にであった!」ってなるかもしれないし。でも、試着に行ってお店の中、明らかに若い子だらけだったら気後れしそう。とか、いろいろうだうだ考えてるうちに、全部売り切れちゃったら、それはそれで後悔しそうだ。どうしよう。背中、押してほしい。

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