6/18 ふわっふわのふわぁ~

 旦那さんの北海道土産、函館洋菓子スナッフルズのティラミスオムレットを食べた。

 手のひらに収まるサイズの、小さなスフレケーキ。大きく口を開ければひとくちで食べれてしまうサイズだけれども、ここはひとつ、上品に。3切れくらいに分けて食べるつもりで。ひとくちめ、ぱくり。……なんだこれ、ふわっふわ。ふわっふわ、どころの話じゃない。生地より空気が多い。空気のすき間においしいチーズスフレケーキがあるかんじ。ふわふわをたのしんだあとに、なめらかなスフレの味がくる。おいしい。これは、ひとりで食べたら、ひとくちめで我を忘れて残りをぺろりと食べてしまって、いつのまにか跡形もなく消え去って、「あれ? なくなってるけれど、わたしが全部食べたのかな?」ってなるやつだ。あぶない。旦那さんといっしょに「おいしいね」って言い合いつつ食べてよかった。ちなみに、わたしは2.5口くらいで食べきってしまったけれど、旦那さんはゆっくり味わって5口くらいで食べていた。そもそも、食べる前に「いくつ食べる?」って話になったときに、わたしが「このサイズならひとりふたつぺろりでしょ」と言ったのに、旦那さんに「いや、おなかの空き具合がそこまでじゃない、今はひとつにしておいて、残りは明日のお楽しみにしよう」と止められた。目の前のおいしそうなケーキに釣られない、冷静な判断。わたしは、おいしそうなものを前にすると、どうにも止まらないなぁ。食欲に素直。

 こういう、おいしいものを食べたときに、そのおいしさとか味を表現するのに、自分の感じたもの・ことにぴったりくる言葉や表現を見つけるのってなかなか難しいなぁ、と感じている。そこをぴったり・しっくりくるまで追求することで自分の表現力や語彙力も上がっていくような気がする。本当は的の中心を打ち抜きたいのだけれど、的に当たったことでよしとしているところがある。妥協。まぁ、食べ物に関してでいえば、表現を追求するよりも『今はこのおいしいものを味わいたい!』という欲の方が勝つから、しかたがない、とも言える。……言える、ことにする。

 食べ物じゃなくて、例えば、自分の感情が波立ったときに、それをきっちりぴったりくる言葉で表せるようになると、世界が広がるだろうなぁ、と思う。追求しきれなくて、つい「すごい」とか言いがちなのだけれど。難しい言葉を使いたいわけじゃなくて、子供にも伝わるような表現で、自分の中でかちっとはまるような言葉を見つけること。……多分、これは、普段からの訓練、なのだよな~……。


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