11/28 咄嗟に怒りたい
咄嗟に怒れない。感情の瞬発力がない。
結局のところ、失礼や理不尽などひどい目にあったその瞬間に、かっと怒って相手に一言言えていれば、最終的にしんどさが溢れだすところまで我慢せずに済んだのだろうな、と思う。最初に一言が言えなかったために、相手に「あ、大丈夫なんだ」と、そういう扱いをすることを許してしまい、ひどい目にあうことが続いてしまうのだろうな、と。わたしも、最初に「いやだ」の意思表示をしなかったものだから、そのまま受け入れざるをえないままになり。我慢して我慢して、我慢ができなくなって初めて「いやだ」が言えて。ただ、そうすると相手は多分「今までは受け入れていたくせに、今さらなんだ」ということなのだと思うのだけれど、強く非難されたり、拒絶されたりする。そこで、根気強く、わかってもらえるまで話せればいいのだけれど、自分にもダメージが蓄積していて、「もう、いい」「話したってしかたがない」となってあきらめてしまうのが、わたしが繰り返している悪いパターンだな、と。
自分の気持ちを伝えることをあきらめない、というのも大事だけれど、それ以前に、最初で失敗しているんだな、と気がついた。しんどい思いが蓄積していく前の、一番最初、そのときにきちんと対応できていれば、きっとその後はない、はず、なのだ。いや、ここは相手の人間性によるところだからわからないけれど。
瞬間湯沸かし器みたいに怒れる人って、どういう仕組みになっているんだろう。なんというか、生命力とか生きるエネルギー、みたいなのが強そうで多そうだ。ということは、咄嗟に怒れない自分は、エネルギー不足? 生き物として弱いとか、そういうこと?
怒りたいわけじゃなくて、失礼や理不尽をぶつけてくる相手に、毅然と「それはない」「受け入れられない」と自分の意を示したい、だけ、なのだけれど。それって、結局怒っていて、怒りのアウトプットのしかたの違い?
いい大人になって、怒鳴る・暴れる系の怒りのアウトプットをする人は、正直苦手だ。前の職場にいたけれど、同じ空間にいるのに、ほとほと疲れてしまった。その人とシフトが重なる日は、それだけで体調が悪くなるほど無理だった。ただ、今思い返せば、あれだけ怒りをアウトプットできるのって、すごいなぁとも思う。その場を離れた今だからこそ、そんな能天気なことも言えるけれど。
相手のひどい態度や言動に、咄嗟に毅然と対応できるようになりたい。ひどいことを言われた、と気がついたあとに、「今度同じこと言われたら、こうやって言い返す」と一生懸命考えて練習したりするけれど、実際に言えたことが一度もない。みんな、そういう場面をどうやって切り抜けているんだろう。人間関係修行が足りない。けど、もう別に修行したくもない。
結局、自分が下手くそなんだよな、という俯瞰とあきらめの自己反省。
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