ゲレンデマジック終了
毎年来ていた北海道、トマム。
春先の花粉シーズンに逃げるように北海道へ来て
真っ白な雪と冷たい空気に包まれ
無心でスキーを滑ることが私の唯一のストレス発散だった。
が、今年はとんでもない現実に気がついてしまった。
真っ白な雪は、東京にいるよりも視界が明るく
乱視であまりハッキリとものが見えない私に
老化という現実を教えてくれた。
ゲレンデマジックという魔法の言葉があるが
私の魔法の時間は終わっていた。
なんか顔が老けている。
ことに気がついた。
あれ?シミとかくすみとか色むらとか
こんなにあった?
肌が綺麗で丈夫なことだけが取り柄で自慢だったのに
なーんか、なんかなんか老けてない??
真っ白な雪はレフ板となり
いつもより輝き眩しく可愛いく見えるはずなのに
真っ白な雪が
逆にシワとか顔の陰影をより映してくれるじゃないの。
これはゲレンデマジック終了のお知らせである。
私は、まごうことなく おばさんになった。
都会のくすんだ雑踏は
ゴミゴミとし私の老化を隠してくれていた。
やっぱり東京でしか生きられないな。