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受験予備校か、それとも独学か

2024年の年の瀬を迎えました。
みなさま、今年はどんな一年でしたでしょうか?

本記事では、診断士試験の受験を検討するときに一番最初に調べるであろう受験予備校について、独学と比較してみようと思います。

また、長いときでは一日10時間くらい勉強することになると思うので、それに適した環境ってどんなところがあるかもご紹介します。

ちなみに私は、ほぼ独学&図書館利用でした!
おにぎりを作って、水筒にお茶を入れて、自転車に乗って15分。
図書館へ通う生活はなかなか健康的でしたし、何より安上がりでした。


受験予備校か、それとも独学か

受験予備校に通っても、独学でも、合格水準に達するために必要な勉強時間はきっとそんなに変わらないはず、というのが私の考えです。

というのも、受験予備校や独学など手段が違っても、知らないことを知って、理解して定着させ、試験本番で高い精度で再現をするというプロセスは変わらないと考えるからです

まさに「傾向と対策」

診断士試験では過去問と全く同じ問題は出ませんが、それでも脊髄反射レベルで正答を選ぶ(または誤答を選ばない)確率を1%でも上げるために「傾向と対策」トレーニングをする。これが診断士試験の勉強の実態です。

このトレーニングをどう効率的に行うか、言い換えると、そのための勉強計画を誰が作るかが受験予備校と独学の違いです。

勉強計画の重要性については前回記事にまとめてありますので、よろしければこちらもどうぞ。

受験予備校は、これまでの多くの受験生データや指導ノウハウをベースに、実績のある勉強計画を教材や模試をセットにして提供してくれます。これが一番のメリットです。
そこに百戦錬磨の講師陣が熱量高く背中を押ししてくれる、なんともありがたい環境です。

ですので、受験予備校が提供してくれるカリキュラムに沿って、素直に愚直に取り組める方には最大の効果がもたらされます。さらに校舎への通学もできれば強制的に時間を確保できるので、忙しい社会人にはもってこいですよね。

一方、独学は、勉強計画を100%自分で作成することになります。一年近くに及ぶ1人プロジェクトを予定通り遅延なく完遂できるイメージがバシッとつく方は、独学向きかもしれません。
これまでの仕事や試験勉強などでの類似成功経験があれば、鬼に金棒です。

ただ、独学だとどうしても進捗管理が甘くなってしまいます。
ご承知の通り、診断士試験は科目数が多くて範囲も広い。そのため、たとえ1科目でも致命的な遅れが生じるとリカバリーするのは相当困難です。言い訳無用で勉強計画にしがみついてまいりましょう!

最後に、スマホ依存気味の方に朗報!

近年では、受験予備校にも通学メインではなく、オンラインやアプリを通じて隙間時間を活用できるところもあります。重いテキストを持ち歩かなくても手元のスマホでいくらでも勉強できてしまいます。電車通勤や子供さんの習い事の待ち時間などにピッタリです。

ご自身の「傾向と対策」スタイルに最もフィットしそうな環境を選んでみてください。

どこで勉強するか

結論から言うと、どこでもできます。
忙しい社会人にとって最も重要視すべきポイントは効率ですので、そこ場所に辿り着いた瞬間から勉強モードに没入できる習慣が身につきやすいところを選ぶと良いのではないかと思います。

そういえば、私がちょうど試験勉強をしているときに、「カフェ勉はあり?なし?」みたいな論争(?)がSNSで炎上しました。
私はカフェを利用していなかったので蚊帳の外から拝見していましたが、実にいろんな考え方があるなあと感じたものです。

どの環境を利用されるにしても、思いがけない事件は発生します。ただでさえ自分のモチベーション維持に必死なところに、想定外の外因が影響してくる可能性もゼロではありません。

貴重な時間を無駄にしないよう、ご自身の効率が影響を受けにくい場所を選んでくださいね。

カフェやファストフード店

UnsplashのPetr Sevcovicが撮影した写真

言わずと知れた勉強場所。

ただ、隣の席で保険やマルチの勧誘が始まったり、少々賑やかなお客様がおられることもあります。そのため、何かあったときの退避場所として、ローテーションできるカフェを持っておくと安心です。

図書館やコワーキングスペース

UnsplashのDuc Daoが撮影した写真

堂々としていられる勉強場所。

公的な図書館は無料のところも多いのでありがたい限り。私は自宅から自転車で15分ほどのところに自習室を併設した図書館がありました。ちょっとした調べ物もすぐできるし、電源もWi-Fiも利用可能で、個室ブースにはデスクライトも完備。他の資格試験の勉強をする大人たちもたくさんいてとても励みになりました。

また、コワーキングスペースは多少費用はかかりますが、ドリンクサービスがあったり、営業時間も図書館より長いので、職場の近くにあれば利用する価値はあると思います。

図書館もコワーキングスペースも長時間の利用を前提に設計されているので、椅子や机も勉強に適していて疲れにくいというメリットもあります。

受験予備校の自習室

UnsplashのDuoNguyenが撮影した写真

堂々としていられる場所(Part2)。
通学メインの方は講義の前後の時間を有効活用できます。なんといってもガリガリ勉強する大人たちに囲まれるので、刺激も受けるし、励みにもなる勉強場所です。

予備校によっては、中小企業診断士以外の勉強をしている方もおられると思います。お互いのリスペクトと配慮を忘れずに。

自宅

UnsplashのMax Saelingが撮影した写真

最強にして最弱の勉強場所。
忘れ物が絶対発生しないので最強です。テキストやPCもタブレットもスマホも使い放題。休憩や食事もとりやすい。トイレの心配もない(案外大事)。
一方で、猫やゲームなどの誘惑も多いし、同居家族もいます。自宅で勉強するとしても、謎に不機嫌になったりツンツンしたりしないよう、身近な方への思いやりを忘れずに。家族は心強い応援団ですよ!


あぁ、記事が毎回冗長になってきました…
アウトライナーで項目を作ってから取り掛かったのになんてことだ…

執筆のお悩み中の方にはこちらの書籍がおすすめです。
何度も読みましたが、書けない悩みは全く尽きません。

次回は、試験勉強を支え合える「仲間づくり」について書こうと思います。

ありがたいことに、私にも直接お目にかかることができる距離で、とても素敵な出会いがありました!

それではみなさま、良いお年をお迎えください。
来年も引き続きよろしくお願いします。

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