勉強ツールの最適解とは?
デジタル化の波は試験勉強にも押し寄せています。
とはいえ、目的はあくまでも資格試験の合格ですから、デジタル化は勉強手段の一つに過ぎません。
となると、重視すべきは効率ですよね。
私は、試験勉強における「めんどくさい」を排除するために、デジタル化を部分的に導入しました。しかもiPadではないタブレットを使って…(小声)
ここでは、診断士受験界隈で多くの方が活用していた方法と、私自身が活用した方法を紹介します。
お手持ちのWindowsタブレットを活用したい方がいらっしゃいましたら(いるのだろうか?)、ご参考いただけたら幸いです。
iPad+Goodnotes
王道中の王道の組み合わせ。
ネットやSNSでもよく見かけますよね。
おしゃれでかっこいいし、カフェ勉にもピッタリです!
この組み合わせを試験勉強で利用するメリットは、
ユーザが多いのでノウハウを探しやすい
Apple Pencilの性能の良さ
あたりかなと思います。
私もiPad購入を何度も検討したのですが、高価でなかなか手を出せず。
そんなとき、自宅で放置され気味だったSurface Goと目が合い、意を決して(?)Windowsタブレットを活用してみることにしました。
Surface Go+OneNote
2024年7月頃の一次試験直前期の写真です。
手前の小さなデバイスがSurface Go 2。
後ろの大きなモニターはSONY製24インチのテレビ(笑)。Surface Go 2とは、ドッキングステーションを介してHDMI接続しています。一丁前にモニターアームで浮かせていますが、普段はテレビとして使っているものです。
いやー、Windowsというだけで仕事感安心感が出ますね!
Sueface Go 2とは?
いつぞや国から10万円が給付されたタイミングで購入したものです。
別売りのキーボードカバーをセットすれば、ノートパソコンのように使うこともできるタッチデバイスです。
iPadへの憧れを払拭しきれない私は、タブレット感を醸し出すためにキーボードカバーなしで使いました。
Suefaceは本体背面にキックスタンドがついていて、台がなくても自立する点は便利です。
弱点はというと、とにかく熱に弱い。この写真には写っていませんが、本体のすぐそばに卓上ファンを置き、本体を冷却しながら使用しました。
真夏の使用は特に要注意。
ブルースクリーン頻発。
また、Surface Penにはクセがあるので少々慣れが必要です。
OneNoteって何?
Office標準機能の一つで、ExcelやWordと同じように使えます。
私はMicrosoft365ユーザなので、アプリをダウンロードしてセットアップしました。(下記リンクは製品紹介ページ)
https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/onenote/digital-note-taking-app
ふむふむ、上手に使えばいけそうな予感がする!
次に、PDFファイルを印刷イメージの通りに読み込む機能を使って、過去問PDFを取り込みます。過去問PDFはどなたでも無料で利用できるサイトにて公開されています。
(下記リンクは一次試験の過去問ページ)
あとは、過去問に取り組みながら、これでもかーというくらい書き込みをしていきます。テキストに書き込んでしまうと繰り返し解きづらいので、書き込みは全てOneNote上にしていきます。
診断士試験の1次試験はマークシート形式の選択問題なのですが、過去と全く同じ設問文は出題されません。ですので、選択すべき解答を暗記するだけでは不安が残ります。
注目すべきは、選択すべきでない選択肢を選ばない根拠を知ること。
つまり、正答ではない選択肢をうっかり選ばない根拠を幅広く知っておくことで、「選択すべき」「選択すべきではない」の両面から正答率少しでも上げようという作戦です。
また、写真奥のテレビには過去問PDFをそのまま投影しています。
印刷するのもテキストをめくるのも面倒なので、直前期はこの2つの画面を使ってとにかく問題数をこなしました(=過去問ぐるぐるフェーズ)。
不思議なことに、試験直前期のここぞ!というタイミングに限って、プリンタが壊れたり、トナーが切れたり、用紙がなくなったりするんですよね(笑)。
今回のデジタル導入により、これらを華麗に回避できました。
Anki(おまけ)
知る人ぞ知る暗記アプリのAnki(日本語そのままですね)。
このアプリは、記憶があやふやところからガシガシ鍛えてくれる優れものです。語学や暗記系の勉強をされた方にはお馴染みかもしれません。
一次試験の過去問ぐるぐるフェーズでは、試験本番が日に日に近づいてくる焦りからとても冷静にはなれないし、科目数も問題数も多くてどれをやるかを選ぶのも一苦労。
そこで私は、過去問3周目くらいからAnkiを使い始めました。
使い方は簡単。
間違えた問題の年度と問題番号を次々と入力していくだけ。
あとは、忘却してそうなものをAnkiがランダムに選んで表示してくれます。
Ankiにはスマホアプリもあって、PC入力と同期できます。
過去問ぐるぐるに集中したい方は、早めにセットアップして使ってみてくださいね!
私はデジタルを使って「めんどくさい」を排除することで、結果として、集中すべきことに集中せざるを得ない環境を作ることができました。
でも、100人いれば100通りのやり方が存在します。
勉強ツールの最適解も人それぞれなので、その時のご自身にとって一番価値があると思われる方法を選んでくださいね。
私自身も一次試験はデジタルメイン、二次試験は紙メインと変遷しました。
二次試験ではChatGPTを課金フル活用したので、また別の機会にお話します!