ALL GENDER RESTROOM
先日、週末旅行で台北に行ってきた。
台北に行くのは2回目。前に行ったのは確か6月頃で暑くてたまらなかったけど、1月に行くといい感じに暖かくて日本にいるよりずっといい週末が過ごせた。基本的に1月でも最高気温が20℃くらいになるので、昼間ならTシャツ一枚でも問題ない。(ただ1月は雨が多い時期らしく、滞在中はずっとどんよりとした曇り空だった。)街中をプラプラしながら写真を撮ったり、前に行きそびれた九份に行ったり、夜市で怪しげなものを色々食べたり一通りの台北観光を満喫した。
ところで、台北の街を歩いているとゲイやレズと思われるカップルをチラホラ見かける。デパートにも市場にもそういう人たちが大抵いて、最初は仲のいい女の子同士が友達的な感じで手を繋いでるのかなくらいに思っていたが、よくよく見るとそういう感じでもなさそうな雰囲気に気付いた。東京でも新宿2丁目のような街はあるが(台北の場合、西門町という街の一角がそれに当たるらしい)、そういう特殊なスポットは別にしても街全体として台北の方が多様なカップルは明らかに多くみられた。しかも東京の方が街を歩く人の数は圧倒的に多いので、比率で考えればだいぶ状況が違うことになる。
前に台北に来た時にこんなに見た記憶はないし、なんだかだいぶ変わったなーと思ってちょっと調べてみたら、台湾では2017年に同性愛カップルを認めないのは憲法違反だという判決が出されたらしい。それを受けて今年2019年5月までには同性婚が正式に認められるようになるということだ。なんだか日本では元号が変わるとか言って平成を振り返るなんていうノスタルジーに浸る企画が流行っているが、その間にも世界はどんどん前進していって日本だけ取り残されてしまうんじゃないかという気持ちにもなる。。
タイトルの写真は台北101のLGBTの人でも気兼ねせずに使えるようにと設置されているAll Gender Restroomで、東京ではあまり見ない光景なので思わず一枚撮ってしまった。(調べたら東京だと渋谷のドンキにあるらしい。)
どうもアジアでは南の方の暖かいエリアの方がLGBTには寛容な文化があるような気がする。やっぱりあったかい場所の方が気持ちがおおらかになって、お互いの違いに対してまぁいいじゃないかという気持ちになりやすいんだろうか。日本でも沖縄あたりに大きなコミュニティができたりすると面白いんだろうけど。
たくさんの人にとって、もっともっと住みやすい国になることを願っています。
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