ともsgm

公立小学校教員です。マイクロソフト認定教育イノベーターエキスパート(MIEE),Google for Education認定教育者Lv1等、ICTを活用した授業づくり、普及活動に精力的に取り組んでいます。プログラミング教育を推進する教育者コミュニティNPO法人タイプティー所属

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公立小学校教員です。マイクロソフト認定教育イノベーターエキスパート(MIEE),Google for Education認定教育者Lv1等、ICTを活用した授業づくり、普及活動に精力的に取り組んでいます。プログラミング教育を推進する教育者コミュニティNPO法人タイプティー所属

マガジン

  • 10年ぶりの担任日記 第一章

    公立小学校教員17年目の筆者。いろいろあって10年間担任から離れていましたが、今年担任に復帰、ICTを活用した授業改善、学級経営、教員の働き方改革に関する今昔物語。

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⑥formsで面談日程調整

これまでの個人面談 本校では、昨年度まで保護者との個人面談の日程調整を行う際に、案内文書の下部に切り取り線設け、都合のつかない時間帯について記入してもらい、担任へ提出、担任はその返事をもとに名簿等に転記し、そこから可能な時間帯に名前を入れていく作業を行っていました。 forms活用の手順 ⑴案内文書に回答フォームの二次元    コードを貼り付ける。 ⑵保護者は、二次元コードから都合   の悪い時間帯をフォームで回答す  る。 ⑶担任は、回答状況を、エクセル  出力して、調整

    • 学校評価アンケートの効率化

      今回は、Microsoft Formsを活用した学校評価アンケートについてのお話です。 本校では、昨年度からFormsでの学校評価アンケートを実施しています。紙媒体の配布によって行われていた従前の方法との比較、これによってのメリットやデメリットについて実例を踏まえて記していきます。 1 これまでの学校評価 GIGA以前は、紙媒体でのアンケートが一般的というか必ずというレベルで「紙」一択でした。 保護者、児童、教員、学校評議員にアンケートを行い、公表しています。法的根拠は

      • 卒業文集づくりもGIGA

        小学校卒業に向けて、多くの学校で書かれている「卒業文集」には、多くの労力が割かれています。 書いている児童はもちろん、添削する教員も大変な負担がかかっていました。それを少しでも軽減するためにGIGA端末をフル活用。MicrosoftTeamsを主として原稿作成・添削を行いました。 1 作成の手順を掲載 オリエンテーションの時間を短くできる。家庭でも確認ができるという点で有用です。 2 下書きは、wordで提出 「下書き」「2回目」「完成版」というように段階を分けて提

        • 修学旅行もGIGA万歳(後編)

          前編に引き続き、ここでは当日以降の話。 1 修学旅行当日  事前の綿密な計画立案もあり、かなり順調に行程を進めることができました。当日は、各班にデジカメを持たせ、自分たちの行動の記録、事後の学習の資料として写真を撮らせました。  班別行動後、カメラを回収し、移動のバス車内から、Teamsにアップロードして即時共有。管理職が更新している学校ブログの素材として活用しました。 2 事後学習  旅行の翌日から、即時共有した写真を使って、まとめづくりを始めました。GIGAも3年目。

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        ⑥formsで面談日程調整

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        • 10年ぶりの担任日記 第一章
          6本

        記事

          修学旅行もGIGA万歳(前編)

          はじめに 教員歴は15年を越えていますが、卒業学年担任は初めてという「奇跡」の一年を送っています。そんな6年生の行事の中でも、大イベントといえる「修学旅行」についてのお話です。 事前学習 本校では、神奈川県鎌倉市〜江ノ島での班別行動をメインとしています。したがって、グループごとにコースの計画を立てます。GIGA前はどうやっても、教員の下準備の負担が多くありました。しかし、今は地図、経路、時刻表、お土産の値段まで自力で調べることができます。 しおり作成 これも担任の大きな負

          修学旅行もGIGA万歳(前編)

          AkaDako探究ツールで問題解決

          小学校におけるプログラミング教育の実践例を紹介します。本記事では、ティーファブワークスのAkaDako探究ツールを活用した事例を紹介します。AkaDako探究ツールは小学生向けに開発されたプログラミング学習ツールであり、Scratchを使ったことさえあれば、使いやすく、わかりやすいインターフェースなのが特徴です。具体的な授業の進め方や効果的な活用法について解説します。 詳しくは、こちら https://399.jp/ 1 単元の構成 総合的な学習の時間で10時間の単元構成

          AkaDako探究ツールで問題解決

          おすすめの書籍紹介①

          「授業」は、教員が力を出すべき業務です。 その授業のために、時間を使うためにも、業務の効率化は必須です。 そこで、この1冊 先生の時間はどこへ消えた?:仕事の時短仕分け術 /梶谷希美・石川和男 https://amzn.asia/d/2LQThUS 小学校教員を長く勤めていた筆者の梶谷さんの学級経営のエッセンスをもとに、教員がホントに時間をかけるべき業務の仕分けについて事例を挙げて示しています。 特に、「やらないことを決める」という言葉に助けられています。 あれもこれ

          おすすめの書籍紹介①

          ⑩外国語スピーチもGIGAで

          外国語のスピーチテスト これまで、外国語の授業で児童に英語のスピーチをさせ、パフォーマンステストとして評価をすることが常套作だったと感じています。 スピーチ動画のメリット そこで、今回はSKYmenu cloudの発表ノートに撮影した動画を貼り付けて提出する形の課題を出しました。 ⑴時間短縮  なんと言っても、時間がかかりません。一人1〜2分でも、30人いたら1コマでは終わりません。さらに待たせている間ももったいないです。 ⑵正確な記録  手元に動画として、全員分の記録

          ⑩外国語スピーチもGIGAで

          ⑨Formsつかって歌会

          今日は、土曜授業でした。 完全フリーの複数時間公開授業は、4年ぶりになるでしょうか。校内がだいぶ賑わっていました。 今回はFormsをつかった歌会の実践を紹介します。 小学校6年 国語(光村)「たのしみは」 「たのしみは」で始まる短歌をつくる単元です。身近な楽しみについて、言葉を選んだり、語順を工夫したりしながら歌を読みました。 手書きの作品だと、字の整い具合や作者にひっぱられると考え、均一に表示されるFormsを活用しました。 公開授業なのをいいことに、参観していた

          ⑨Formsつかって歌会

          ⑧デジタル美術館で鑑賞

          図工における主活動 小学校の図画工作科における主活動には、児童が感じたことや想像したことなどを造形的に表す『表現』と、作品などからそのよさや美しさなどを感じ取ったり考えたりし,自分の見方や感じ方を深める『鑑賞』の2つがあり、これらの活動を通して「感性や想像力を働かせ、対象や事象を、形や色などの造形的な視点で捉え、自分のイメージをもちながら意味や価値をつくりだす」ことを目標としています。 今までの鑑賞 『表現』と『鑑賞』とはいうものの、どうしたって『表現』重視になりがちですし

          ⑧デジタル美術館で鑑賞

          ⑦AIを活用した所見生成

          生成AIによる文章作成 近年注目を集める「生成AI」による文章作成。その自動化技術を利用し、短時間で多くの文章を生成することが可能になっています。しかし、自動生成された文章は必ずしも読みやすく、信頼性があるものばかりとは言い切れません。本記事では、生成AIによる通知表所見作成の方法、そのメリット・デメリットといった点を掘り下げ、生成AIによって生まれる新たな可能性や課題について考えていきます。 (という、リード文もAIで出力しました。) AIによる通知表所見作成について 通

          ⑦AIを活用した所見生成

          ⑤マクロとミクロ

          見える景色の違い 10年ぶりに担任をやっていて、見える景色、自分の役回りの違いにショックを受けつつ、リベロ的に動いています。 マクロ(教務主任)の仕事 教務主任の時は、複数クラスの授業、会議・研修の準備、外部との連絡・調整、報告文書の作成、起案、全校の調整など多岐にわたっています。ちょいちょい声をかけられ、対応していると、なかなか自分の仕事が進まないことは多くありました。一日のタスクを処理できずに夕方になるのはザラでした。 ミクロ(学級担任)の仕事 ただ担任は、基本的には

          ⑤マクロとミクロ

          ④令和の心のものさし

          道徳が、特別の教科・道徳となり6年目。もはや所見による評価も板についてきた感はあります。 しかし、私個人としては所見での評価を自分では書いたことはありません。(他の教員の所見は、散々読みましたので、文例データベースという知見はあります。) 道徳の授業をする際に、自分の考えを可視化するツールとして、「心のものさし」とか「ハートメーター」と呼ばれる小道具を使うことがあります。 自分も画用紙でクラス全員分を作り、公開授業等で使いました。葛藤場面の話合いや、心情の変化を表す際に

          ④令和の心のものさし

          ③formsで確認テスト

          紙でのミニテスト ひと昔前は、毎日のようにB6サイズくらいに印刷した漢字テストや計算テストをやっていましたね。僕も10年前はやっていました。基礎的な内容の習熟の手立てとして、最もメジャーなものでした。 formsでのミニテスト 印刷要らず、採点要らず、繰り返し自由。これまでの手間のほぼ全てが軽減されています。そして、児童は紙でやるよりも意欲的に取り組みます。(半分、ゲーム感覚ですから) 運用方法 Teamsに教科ごとのチャネルを立てます。そこにformsのURLを貼り付け

          ③formsで確認テスト

          ②グループ活動の変容

          前回の記事にも書きましたが、 https://note.com/tmhr_shigemi/n/n8689b1d88779 今年度10年ぶりに担任をしています。 この10年間に、ICT関連の授業環境は大きく変わりました。 これまではグループ活動は、机をむき合わせて、相手と会話をしながら、一枚のワークシートや模造紙に書き込む形が既定路線でした。 それが今や、スライドをクラウドに共有して、同時に共同編集して、分担をして作成できます。教室での見た目は、各々が端末に向き合って、ぶ

          ②グループ活動の変容

          わたしのキャリア

          小学校教員17年目になります。 教育学部数学教育専攻を卒業し、すぐに小学校教員の本採用。 初任校で3年(3-2-4) 異動した2校目で初めての体育主任を任されて3年間(2-5-1) 若干7年目28歳の若輩者に与えられた担任外(教務主任)という重要な分掌。研修主任も兼任、全学年3クラス並行の中規模校。当時は大先輩ばかりの職場。リアルに年下の後輩は、3人だけ。男子では最年少でしたね。今思うと、とんでもない。。。 ここから同一校で同じ役割を4年間。 この間に、視聴覚教育、ICT

          わたしのキャリア