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自治体職員になろうとしたきっかけ
こんにちは、Masakiです。
今回は高校を卒業後、すぐに自治体職員になろうとしたきっかけを振り返りたいと思います。(記事の写真は高校の部活動で撮影したものです。)
※自己紹介の記事はこちら
学生時代
私は小学校から高校まで埼玉県の公立学校に通っておりました。
部活動は中学時代はサッカー部に所属しており、下手なりに毎日練習を重ね、あっという間の3年間を過ごしました。
幼少期から特段何か優れた才能があるわけでもない、平凡な義務教育期間を過ごしていたと感じます。
ただ、少し人と異なるなと感じるところは、進路の決断時期のタイミングでした。
私はサラリーマン+専業主婦というタイプの家で育ちました。よくある家族構成ではありますが、父親は巨人の星を見て育った熱血昭和頑固オヤジという食事中も少し食卓がピリつく生活の中で育ってきました。
中学生3年生になったあるとき父親からこのようなことを言われます
「高校までは学費を出してやるから、大学は自分で行きなさい。」
私はこの時から進路について真剣に向き合うようになりました。
進学校に進学しない決断
中学時代の進路選択について、私の中にはいくつかの選択肢がありました。
周囲と同じように普通の進学校に進み、大学進学を目指す
周囲と同じように普通の進学校に進むが、大学進学はせずに就職する
大学進学の道は一旦見送り、就職に有利な高校に進学する
様々な情報収集の結果、私は3の道(商業科)を選択することにしました。
収集した情報・選択の理由は以下のとおりです。
<収集した情報>
〇進学校の情報
・進学校に進学すると、有名大学に合格する人もいるが、不合格になり浪人になる人もいる
・進学校に進学すると、就職する人は360人に1人いるか、いないか。
・進学校は勉強で忙しく、予備校にも通ったりしている。アルバイトができる時間も限定的。
・当時はリーマンショックの影響もあり、公務員人気が非常に高く、大学進学時には、就職戦争に巻き込まれる可能性があった。
〇就職者が多い高校の情報
・就職に力を入れている学校は、民間企業だけでなく、地元自治体などの市役所に公務員として卒業生を輩出している。
・就職に力を入れている学校は、就職予備校(例えば資格の大原)などとも提携しており、相談したり就職に有利な情報が常に収集しやすい環境にある。
・普通科に併設されている商業科の高校は、進路の多様性に溢れており、MARCHレベルの大学に進学する人もいれば、就職を希望する人など様々な進路可能性に触れることができる。
<選択の理由>
商業高校は、、、
・就職してすぐに役立つ技能を身に着けることが出来る。
・深度レベルに差はあるが、大学時代(商学部など)で学ぶことを高校で受けることができる。
・学歴による就職活動の競争から抜け出せることができる。
・アルバイトにより、予備校代など就職に要する経費を蓄えることができる
・3年生のタイミングでそれでも大学に行きたい場合は、指定校推薦でMARCH等に進学することは可能。
以上により、私は進学校に進むことを見送り、就職に役立つ高校への道を選びました。
高校に進学してからの活動
高校に進学してからの私は、学校との相性も良かったこともあり、以下のような学生生活を過ごすことができました。
学校の授業を第一に優先。特に、商業科目の学習を進めていくと多くの資格試験につながるため、取れるだけ取得しきる。
就職試験対策は早期に着手することが良いとのアドバイスを受け、1年生のタイミングで3年生に混じり就職予備校の無料夏期講習を受講。公務員試験対策を開始。
学校では四半期に一度、公務員試験の模試を受講することができたので、自分の立ち位置を常に把握し、自己の成長を確認。
3年生のタイミングで正式に公務員就職予備校に通えるよう、アルバイトで学費を準備。
応援してくれる存在、一緒に戦う仲間を集めるため、自己の考え・将来のビジョンを周囲に共有。
本格的に行政職員になろうとしたきっかけ
私が本格的に行政職員になろうとしたのは高校2年生(2008年)のタイミングでした。リーマンショックが起こった影響で、当時出ていた求人は軒並み取り下げられ、民間企業への就職は実質的に不可能な状況でした。
また、その影響があってか、ないのかは不明ですが、その後父親が働いていた勤務先の企業も倒産し、一家の危機を迎えます。
当時、就職と進学の両方の可能性を持つことが出来ていた私ですが、家計を支えるという意味でも、早期の独り立ちが求められました。
そのようなタイミングで学校側の就職説明会の場に市役所に就職した先輩職員との交流を通じて、行政という職場への興味関心を強く抱くようになりました。
行政職員になろうと思ったのは高校生の浅い調べですが以下の観点です。
自社利益のためではなく、公共の福祉のために仕事をすることができる。また、営利的なノルマもなく、自治体として本来やるべき仕事を住民の人達のために集中して取り組むことができる。
生活に困窮することのない給与を得られる中で業務に従事することができ、あるべき姿・理想の都市像への発展に貢献することができる。
高卒でも大卒と同様の活躍をすることができる。
昇任試験のタイミング等に差がない平等な自治体もある。
都道府県庁の組織規模になると、定年するまでに経験できない部署がたくさんあるぐらい、経験できる部署が多岐にわたる。
2~3年ごとに人事異動があり、異動をするたびに転職と同じようなの感覚を味わえる。
当時の私は商業科ということもあり、法人課税の業務に特に関心がありました。その理由としては、税収(歳入)を安定させることが、自治体の機能維持に必要な財政基盤(歳出)をつくりだすことができ、より優秀な職員がより良い都市づくりをもたらしてくれると考え、私にできるのはその財政基盤づくりのサポートと窓口での住民たちへの親身な対応と感じ、税務部門を志願しました。結果として、その動機や決意はその先の部署や現在にもつながっていると感じています。
長文で読みづらいにも関わらず、特段面白い要素もないので恐縮ではございますが、自治体職員になろうとしたきっかけを記載しました。
次回は「都庁で経験したこと」を記載していこうと思います。
ありがとうございました。