言葉は人そのものである
毎日様々な記念日がありますが、5月18日は「言葉の日」だそうです。SNSには何か発見やメリットがないと見てもらえないと聞いたので、早速豆知識を書いておきました。
今日は、友達と大阪城公園を散歩して夕方頃に解散。帰り道、欲しい本があったので隆祥館書店に寄ってみました。店のご近所だし全国的にも有名なのは知ってたんだけど、いわゆる「読書好き」の方が通ってそうだなぁと、足が遠のいてました。
店内はぎっちりと本が敷き詰められていて、たくさんのPOP達が目を引っぱります。お客さんも何人かいて、すれ違うのが大変そうだったから、しばらく目的地の手前でうろうろと様子を見ていました。
すると、本棚の端っこからビョンと出ているこんなPOPが。
言葉は人そのものである。備わる言葉は人格を司り、発する言葉はそれを表す。
冒頭のこの一文がすごい勢いで飛び込んできて、食い入るように読みました。共感ともまた違った、真に迫る言葉だなと。どの本に載ってるのかとっても気になって、忙しそうな店主さんを捕まえて聞いてみたんです。
「あの言葉はなにかに掲載されてるものですか?それなら買いたいのですが…!」
店主さんはちょっと驚いたような顔で、
『あれは古くからのお客様のもので。今は亡くなってしまったんですが、お互い言葉が好きで、新しく出版された辞書の話をしたり、紙でやりとりをしている時に書いてくれた私の好きな言葉達なんです。たまに(聞いてくる人が)いらっしゃるんですよ。何か惹かれるものがあるみたいですね。』
と、こんな感じのことを仰っていた。私は興奮気味で記憶が曖昧。笑
私も言葉がすごく好きなんですとか接客業しててコピーの勉強してますとかなんとか色々伝えたら、おすすめの本をさっと取って、丁寧に説明してくれました。
お話しを聞くのに夢中になってしまって、会計待ちの人が横にじっと立っているのにも気付かず…。
隆祥館書店がなぜ愛されているのか、ほんの少しの滞在時間だったけど分かりました。お話しに付き合ってくれた上、写真も取らせてくれた店主さんに感謝。
おすすめ頂いた本(百年思考/高野 登)と欲しかった本を買って、店を出ました。
あの名言の作者はサイトウ イッシュウさんというらしい。名前もかっこいい。隆祥館のイッシュウさん、お会いしてみたかった。
有名無名なんか関係なく、響く人の言葉は響くということ。
また一つ心に置いておきたい言葉に出会えて良かったです。
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