日本感染症学会/化学療法学会総会2024
みなさま、こんにちは。
6月27日に神戸で行われた日本感染症学会総会2024に参加しました!
当分野の栗田崇史先生は「SLE患者におけるHPVワクチン接種行動改善のための意識調査」について発表されました。
栗田先生のコメント
「SLE患者さんは疾患の性質や治療による免疫抑制により、高いHPV感染率、子宮頸癌発症率が知られており、HPVワクチンの接種が重要ですが、この問題はあまり注目されておらず、本邦の疫学データも不足しています。
そこでリウマチ膠原病内科と協力してアンケート調査を行い、SLE患者のHPVワクチン接種率が低い理由は主に知識不足であり、主治医から啓蒙、案内することで接種率向上が期待されることを示しました。
この研究はパイロット的研究であり、今後この結果をHPVワクチンの接種向上に向けた活動に活かしていく予定です。」
AST薬剤師の山本理紗子さんは「感染症コンサルテーションと培養報告方法変更による抗真菌薬使用の変化と抗真菌薬適正使用の役割の変更」について発表されました。
山本さんのコメント
「発表が終わった後に、抗真菌薬を使用している症例の相談を含めたいくつかのご質問をいただきました。抗真菌薬は各施設で懸念点が多い分野であると実感し、当院でも検討を続けていく必要があると改めて思いました。」