東京医科歯科大学 統合臨床感染症学分野

東京医科歯科大学 統合臨床感染症学分野のブログです。 日々の活動などを紹介しております…

東京医科歯科大学 統合臨床感染症学分野

東京医科歯科大学 統合臨床感染症学分野のブログです。 日々の活動などを紹介しております。 分野のホームページもありますので、あわせてご参照ください。https://tcidea-cid.org/

最近の記事

<著書掲載>J-IDEO 具 芳明先生

みなさま、こんにちは。 J-IDEOに具 芳明先生の著書(今日も明日もAMR対策「抗菌薬開発のための薬剤耐性病原体リスト」、はじめて物語「AMR臨床リファレンスセンターの立ち上げ」)が掲載されました! J-IDEO2024年9月号には2本寄稿しました。 「抗菌薬開発のための薬剤耐性病原体リスト」は、2024年5月にWHOが発表した薬剤耐性病原体リストについて、2017年版のリストとの相違を中心に解説したものです。米国のCDCが発表したリスト(2019年)や日本のAMEDが

    • マイクロラウンド♯7 今週のハイライト

      みなさま、こんにちは。 多職種で行っている毎日のmicrobiology roundの紹介です。主に研修医、フェローの先生に症例のプレゼンテーションをして頂いて、主に指導医が重要な点をワンポイントレクチャーするというスタイルです。 今週のハイライトを紹介します。

      • 三高隼人先生による診断適正使用(diagnostic stewardship)のお話

        みなさま、こんにちは。 2024/9/9に三高隼人先生にお越しいただき、ランチョンセミナーとして診断適正使用に関するお話をしていただきました。 日頃、病院で繰り広げられているルーチンを振り返るきっかけになったのではと思います。 ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。 病棟回診、マイクロカンファレンス、ASP、細菌検査室の技師さんとのミーティングにも参加いただきました。

        • <著書掲載>総合診療 具 芳明先生

          みなさま、こんにちは。 総合診療に具 芳明先生の著書(想起すること、解像度を上げること、タイミングを見極めること)が掲載されました! 「総合診療」(医学書院)の「今伝えたいクリニカル・パール つくり方、使い方、活かし方」に寄稿しました。私が日頃意識していることをエッセー風にまとめました。 この特集号は「クリニカル・パール」の切り口から様々な臨床知が取り上げられており、読んでいて楽しいです。あの先生はこのように考えていたのだと気づく記載も多いです。 読み応えのある記事が

          都民向け講演会「楽しく学ぼう!みんなの感染対策」 開催

          みなさま、こんにちは。 8月25日(日)東京国際フォーラムに於いて、『都民向け講演会「楽しく学ぼう!みんなの感染対策」 』が開催されました。 当分野の具より、「中小病院の感染対策」についてお話した後、東京都立小児総合医療センター感染症科 堀越 裕歩 先生から、小児病院で行われている感染対策や、1997年~2008年4月1日生まれの女性を対象としたHPVワクチンのキャッチアップ接種について、わかりやすくお話いただきました。 また、東京都医師会理事 かずえキッズクリニック

          都民向け講演会「楽しく学ぼう!みんなの感染対策」 開催

          抗菌薬適正使用プログラム オンライン教育コース (ASP-IDEA) 後半コース開講

          みなさま、こんにちは。 抗菌薬適正使用プログラムオンライン教育コース(ASP-IDEA)の後半コースが9月2日に開講しました。 前半コースと合わせてぜひご受講ください。

          抗菌薬適正使用プログラム オンライン教育コース (ASP-IDEA) 後半コース開講

          <著書掲載>インフェクションコントロール2024年 夏季増刊 田頭 保彰先生

          みなさま、こんにちは。 インフェクションコントロール2024年 夏季増刊に田頭 保彰先生の著書(ビギナーさんのためのAST活動&抗菌薬適正使用ガイドブック)が掲載されました! ASTにおける医師の役割と画像検査に関して担当しました。

          <著書掲載>インフェクションコントロール2024年 夏季増刊 田頭 保彰先生

          マイクロラウンド♯6 今週のハイライト

          みなさま、こんにちは。 多職種で行っている毎日のmicrobiology roundの紹介です。主に研修医、フェローの先生に症例のプレゼンテーションをして頂いて、主に指導医が重要な点をワンポイントレクチャーするというスタイルです。 今週のハイライトを紹介します。 佐藤先生のホワイトボードに猫サインが付くようになりましたね

          マイクロラウンド♯6 今週のハイライト

          2024年8月29日 Journal club

          みなさま、こんにちは。 当分野で2週ごとに行っているJournal clubの内容をご紹介します。 今週は栗田 崇史先生が担当で、Clin Infect DisからSARS-CoV-2 Vaccination in the First Year After Hematopoietic Cell Transplant or Chimeric Antigen Receptor T-Cell Therapy: A Prospective, Multicenter, Observ

          講演会のご案内「診断スチュワードシップ入門 ー培養検査のUnintended Consequences」

          みなさま、こんにちは。 三高隼人先生は米国・ワシントン大学で感染症フェローを修了され9月からコロラド大学で感染症科・総合内科の助教として着任予定です。今回帰国されるタイミングに合わせて、「診断スチュワードシップ入門 ー培養検査のUnintended Consequences」についてお話いただくこととなりました。 ご興味のある方は、ぜひお気軽にご参加ください。 どうぞよろしくお願いいたします。 ***************************************

          講演会のご案内「診断スチュワードシップ入門 ー培養検査のUnintended Consequences」

          2024年8月15日 Journal club

          みなさま、こんにちは。 当分野で2週ごとに行っているJournal clubの内容をご紹介します。 今週は堀内 弘司先生が担当で、Antibiotics (Basel)からEffects of a Primary Care Antimicrobial Stewardship Program on Meticillin-Resistant Staphylococcus aureus Strains across a Region of Catalunya (Spain) o

          ASP支援プロジェクト受付終了

          みなさま、こんにちは。 個別の病院のASPを支援するプロジェクトですが、全国の施設からお問い合わせをいただきました。ありがとうございました。 サポート体制を担保するため新規受付を終了させていただきます。

          マイクロラウンド♯5 今週のハイライト

          みなさま、こんにちは。 多職種で行っている毎日のmicrobiology roundの紹介です。主に研修医、フェローの先生に症例のプレゼンテーションをして頂いて、主に指導医が重要な点をワンポイントレクチャーするというスタイルです。 今週のハイライトを紹介します。

          マイクロラウンド♯5 今週のハイライト

          <著書掲載>インフェクションコントロール 2024年9月号 具 芳明先生

          みなさま、こんにちは。 インフェクションコントロール 2024年9月号に具 芳明先生の著書(薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン2023-2027の改訂ポイント)が掲載されました! 特集「薬剤耐性菌対策のピットフォール集」のなかでアクションプランについて書きました。 最近始まったAMR対策のあれこれが、実はアクションプランに書かれていたことだったりします。内容を理解しておくことで将来の方向性を知ることができるのです。 ここでは、昨年発表されたアクションプラン改訂版の

          <著書掲載>インフェクションコントロール 2024年9月号 具 芳明先生

          第39回日本環境感染学会総会・学術集会

          みなさま、こんにちは。 7月25-27日に京都で行われた第39回日本環境感染学会総会・学術集会に、当分野から多数名が発表者、座長として参加しました。 (具 芳明先生、岡本 耕先生、関谷 紀貴先生、田頭 保彰先生、佐藤 ルブナ先生、縣 智香子さん、坂口 みきよさん) ベーシックレクチャー講演(薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン2023-2027の概要) 具 芳明 「ベーシックレクチャーで薬剤耐性(AMR)対策アクションプランについて解説しました。AMR対策は公衆衛生上

          第39回日本環境感染学会総会・学術集会

          2024年8月1日 Journal club

          みなさま、こんにちは。 当分野で2週ごとに行っているJournal clubの内容をご紹介します。 今週は佐藤 ルブナ先生が担当で、JAMA Intern MedからMortality of Patients With Sepsis Administered Piperacillin-Tazobactam vs Cefepimeという論文を取り上げてくれました。 本研究は敗血症患者に対してバンコマイシンに加えてピペラシリン・タゾバクタムもしくはセフェピムを投与された場合