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医学部6年生によるレクチャー

みなさま、こんにちは。

現在、医学部6年生が1か月間のローテションをしてくれています。いつもは新患の病歴聴取、診察などに基づいて病態のアセスメントや診療計画の立案を研修医の先生方と同じようにやってもらっています。

先日、新患が少なかったタイミングで、ローテーションしてくれている5年生に向けてのミニレクチャーをお願いしました。実際に担当している患者さんの知識を深めるため、それぞれ担当している蜂窩織炎、感染性心内膜炎についてをお題としました。

これが大変好評で、指導医から見ても非常に分かりやすく、要点がしっかりまとまっていて、短時間で準備してもらったとは思えないクオリティでしたので、紹介させていただきます。

蜂窩織炎についてレクチャーするM6の吉岡君
病態、病原微生物、症状、診断、鑑別のポイント、治療についてホワイトボードに端的にまとめていただきながらレクチャーしてくれました

M6吉岡君からミニレクチャーのコメントです。
「自分が知っている情報を羅列的に教えても、内容が抜けたりまとまりがなくなったりすることを実感しました。系統立てて考えることの大切さを改めて学べました。」


感染性心内膜炎についてレクチャーするM6の杉野君
病態、リスク因子、頻度の高い微生物、身体所見、検査の特性、治療など、難しい疾患を短時間でしっかり網羅的にまとめてくれました

M6杉野君からミニレクチャーのコメントです。
「他人にレクチャーすることを念頭に勉強することで、箇条書き的な知識がストーリーとして繋がり、自身の理解も深まりました。」


教えるというアクティブラーニングが最も理解を深めることに繋がるということが、手に取るようにわかるミニレクチャーでした。このような素晴らしい瞬間に立ち会えることは、指導医冥利に尽きますね。

当分野の実習では今後も積極的にアクティブラーニングの取り組みを採用していきたいと思います。

担当してくれたM6のお二人、ありがとうございました!

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