![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/143256255/rectangle_large_type_2_52f62185bb272cc16e612ccfd1cd7c32.png?width=1200)
2024年6月6日 Journal club
みなさま、こんにちは。
当分野で2週ごとに行っているJournal clubの内容をご紹介します。
先週は田頭 保彰先生が担当で、JAMAからStewardship Prompts to Improve Antibiotic Selection for Pneumonia: The INSPIRE Randomized Clinical Trialという論文を取り上げてくれました。
![](https://assets.st-note.com/img/1717738005874-8y7IeN0m1A.png?width=1200)
JAMAに掲載されたASPに関する論文を紹介しました。
初期抗菌薬は、臓器、微生物、そして耐性菌のリスクから抗菌薬を選択しますが、リスクが低い患者でも広域抗菌薬が使用されている現状があります。
今回の研究は、ラージデータベースをもとに目の前の患者の耐性菌リスクをリアルタイムに電子カルテ上で算出し、オーダー時に医師に標準的な抗菌薬を促すシステムと通常のASPを比較した研究です。
初期抗菌薬における広域抗菌薬の使用がへり、患者の転記に悪影響がなかったという結果でした。
一般可能性という意味では限界はありますが、感染症診療におけるLLMなどの導入が進むことを感じる論文でした。
文献:10.1001/jama.2024.6248
![](https://assets.st-note.com/img/1717982350058-CeCGmdbmvO.png?width=1200)