ビジネススクールで学んだ人脈形成術:自分サポーターを増やす!!
情報発信を始めてから、たまに相談だったりを受ける。
私自身も、国際機関就活中は諸先輩方にアプローチし、彼らから色々と親切丁寧にアドバイスを頂いたものだ。
もっとさかのぼれば、それこそ新卒就活時やインターン探し時にも、社会人になって数年の先輩から、それこそ会社やNPO法人の代表者といった大先輩にまで広くアプローチをし、彼らのキャリア開発観だったり、アドバイスを頂いたものである。
つい最近も、これまでメディアでお目にかかって内心憧れていた元MDBの先輩ともお話しをする機会を得、彼から大変貴重なアドバイスを得た。
キャリア相談をする側でもあり、される側(まあ殆どの社会人はそうだと思うが)となり、自戒も込めて、ビジネススクール在籍時に学んだ人脈形成術について復習してみたい。
そもそもここでいう人脈とは?
人脈といってもそもそもの定義はなんだよ?と思われることと思う。
長期的目線でみるのか、短期的(直近の就活等)でみるのか、によっても大きく意味は異なる。
ここでは、あくまで短期的目線で、直近の就活やインターン探し、異動希望先への根回しといったものに限定したい。
そして、ここでの人脈形成のゴールだが、上記短期目標を達成するために必要な情報を得ること、自身の良い印象を事前に与えておくこと、キーマンを知ること、に集約されると思う。
では、ここから、どうすれば上記を達成することができるのか、について考えてみたい。
何をされたら応援したくなくなるか?
いきなり逆のことを考えてみよう。
「何をされたら応援したくなくなるか?」そのことをまずは考えてみて、実際にはそれらと正反対の行動をすればよいのではないだろうか?
これは、自分が嫌いな人、生意気だと思っていたり、信用できない、と思っている後輩や友人を思い描くと分かりやすい。(笑)
私が思う限り、ざっと以下があるかなと。
・メール返信が遅い、ない
・時間に遅れる
・相手の時間消費へのリスペクトがない
・話の内容が薄い(勉強していない)
・自分アピールが強い
・感謝がない
といった所が挙がるのではなかろうか。
正直、これらは最低ラインだと思うのだが、意外と出来ていない人にもチラホラと出会う(学生、社会人問わず)。
まあ、時と状況によって、普段は上記をそつなくこなせている人も、その時はたまたまできなかったりとかはあるのだと思う。きっと、私にもそういった時はあるのであろう。
より具体的には・・
今回の人脈形成でメインになるネットワーキング活動だが、所謂インフォメーショナル・インタビュー(https://en.wikipedia.org/wiki/Informational_interview)になると思っている。
これは、要するに、色々とお話しを聞きたいという相手に自らアプローチして、30分程度を目安にカフェ等で対談したり、電話でお話ししたりすることだ。
これを行うにあたり、もちろん前述の最低限のマナーは守っているべきだが、それにプラスして以下のことも挙げられるかと思っている。
・インフォメーショナル・インタビューの相手、相手の所属先の公開情報はなるべく全て目を通す
・公開情報から、自分なりに仮説をたててみたりして、質問を最低5~10コは準備する
(会話が盛り上がれば30分だと2-3問しかカバーできないかもしれないが、相手が淡々と回答するタイプだと、すぐに質問を消費してしまい沈黙が流れる。そして、そうした沈黙に耐え切れずに、その場の思い付きで質問する内容なんて薄っぺらいことが大半である。)
・その日のアジェンダを先に伝える
(そのインフォメーショナル・インタビューの目的や期待、タイムライン、流れ、等。また、時間をとってもらっていることへの感謝を伝える。)
・相手のアドバイスに対して聞く耳をもつ
(間違っても反論しない。相談相手からしたら、そもそもアプローチしてきたのはあなたなのに、聞かれたことに答えたら反論されたり、ムッとしたりして、一体何がしないの?となる)
・謙虚にうるまう
(あくまで、自らが以来して相手に時間をとってもらっているということを忘れずに。)
・締めくくりに、可能であれば、別の方も紹介して頂くよう依頼する
(インフォメーショナル・インタビューで話した内容でさらに深く理解したい、相談者がベスト・パーソンではなかった等で、その分野のエキスパートの方だったりをさらに紹介して頂き、わらしべ長者的に人脈をたどっていく。)
・インフォメーショナル・インタビュー完了時には、お礼を述べる。その後も、メールで再度お礼+頂いたアドバイス等を反映した今後のプラン等を伝える
色々と書いたが、これらも普通のことだと思っている。
だって、上記と逆のことをしてくる相手がいたら、普通に「なんだこいつ?」ってなりませんか?
なので、上記は出来ていて当たり前なので、出来ないと最早その方はあなたのサポーターどころか、二度と頼ることのできない方になってしまいます。
けれど、これら当たり前のことではあるのですが、きちんとこれらを押さえて、且つ深い話がその方と出来て、自身の情熱を伝えることができれば(真面目に上記を一つ々々押さえれば、深い話ができ、且つ情熱も伝わっているはずです!)、必ずやご自身の人脈形成上のゴールは達成できていると確信しています。
とは言え、あくまで1手段
とまあ、色々と思うところを書きましたが、人脈なんてほんの1要素でしかなく、人脈ばかり(それも短期目的)に気を取られていても仕方ないのは事実です。
ただ、「たかが人脈」ではありますが、こうしてネット社会で情報拡散力が高い今、なるべく自身のサポーターは多い方がよいというのは事実だと思いますので、こうしたインフォメーショナル・インタビューで、相手に対し失礼な態度や対応、事前準備を怠けたりとかで、むざむざと自分のサポーターを減らすような真似は避けた方がベターと思います。
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