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デザイナーのセンスが良くなる方法

どうも、ドラゴンボールが7つ集まったら「センスが欲しい」と神龍にお願いしたいデザイナー前田高志です。

オナラをモチーフにただかっこいいだけの雑誌『Grapheck』という雑誌。

ぼくがたどりついた「デザイナーのセンスが良くなる方法」はこれだ。神龍にお願いできるまではこの方法が最強。

絶賛クラウドファンディング中です。雑誌は順調に売れているのですが、これを“取り組み”(だから動画をセットにしている)して認知されてないので、noteを書くことにした。もっともっと広がった方が社会にとっても絶対いい!

センスがいいデザイナーがイキイキ働く社会が、きっといい社会だから。

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!いくぞ〜〜。

かっこいい、かわいいのがデザインだ。

いきなり、すいません。まずは その昔、ぼく
が憧れたデザインたちをごく一部みてください。「んなもん、興味ない」とか言わず、ちょっとだけガマンしで呼んで欲しい。

ラフォーレ原宿グランバザール ポスターの「完璧にディレクションされた世界」
佐藤可士和|Smap ポスター&キャンペーン|AWARD|Tokyo TDC
RIP SLYME「STEPPER'S DELIGHT」「雑念エンタテインメント」groovisions
『ビーマイベイビー 信藤三雄レトロスペクティブ』展

ぼくはセンスのいいデザイナーに憧れた。

デザインはかっこいいし、かわいいって言いたい、というか、言われたい!!!!!!!!!!!!!!!!!!デザインはかっこよくて、かわいいもの。愛すべき自己満の世界。

バカみたいやけど、それでいいやん。その方が効果あるって。

デザイナーは、そんなデザインが好きだからその道を選んだはず。少なくともぼくはそうです。これまで約23年間、誰にも負けないデザインへの愛を持って活動してきた。

デザイナーのみなさんに届け。

デザインを仕事として続けていくうちに、型にはまったビジネスライクな
仕事をしてしまっていないですか?

仕事は楽しいという大大大大大前提の話ね。

仕事だけだとどうしても薄れていくものがある。仕事だからとクライアントや上司の意見に応えるだけでは、本来やりたかったはずの表現の機会が減少し、冒険心や情熱が薄れていく。どんどんロジカルに左脳つよつよになっていく。

ぼくの右脳はどこいった? センスより機能? このままでいいのか?

いや、いいわけがない。

そんな風に、自分を満たすための「センスと向き合って表現を磨く」それを忘れてしまった状態は、デザイナーとしての本来の姿ではない。

だから、ぼくたちは雑誌制作をすることで、デザインの楽しさを取り戻すことを選びました。

改めまして、デザイナー/クリエイティブディレクターの前田高志です。

遊び心を大事にしているデザイン会社”、株式会社NASUと、“仕事ではできないものづくりをするクリエイター集団”マエデ(前田デザイン室)の代表をやっています。遊び心+センスを目指している。

考えるのは、ジャングルジムの上です。

この度マエデで、とんでもない雑誌が完成しました。

プロジェクト名はアートブック『Grapheck』(グラヘック)

プロジェクトの目的は、「仕事ではできないクリエイティブ」をすることで、仕事のデザインに新たな視点をもたらすこと。コンセプトは 「『ただかっこいいだけの雑誌』を作ること」。だって、ただカッコいいだけのデザイン、デザイナーならみんなしたいでしょ?

いや〜〜〜〜、できなくちゃいけない。 

お気楽なテーマに見えて実はこのコンセプトはしんどい。「ただかっこいいだけの雑誌」作ります!っていって作るのってハードル上がってるから……デザイナーとしてかっこいいデザインします!って宣言すること自体なかなかハードなのです。

↓ 初期のプロジェクト構想メモ

構想当初は「とにかくおしゃれな」だった。
ここは仕事と同じ、ワーディングにもこだわっている。

おならをかっこよくデザインしたら、こうなった


あれ? マエデ(前田デザイン室)ってそんな感じだっけ?

以前からぼくの活動を通して、マエデというコミュニティのことを知ってくれている方は違和感を抱いたかもしれません。マエデと言えば、うんちの缶バッジやモザイクパンツなど、大人が全力で悪ふざけしたプロダクトを作っていましたから。

でも、ご安心ください。マエデのおふざけマインドはちゃんと生かされています。雑誌のテーマは、「おなら」です。だからタイトルもGraphicではなく、 Grapheck。グラ「へ」ックなんです

主人公たちが「イイニオイ星」の「消帝クサクナイデース」に立ち向かう物語を描いたページ
ため込んでいたものを解き放つ、そんな勢いのある放出を表現
左:おなら我慢しすぎて、結果、顔ゴリラ!
右:おならを我慢し平然を装う様子をそよ風に揺れる野花として表現

ぼくも1見開き担当しています。このページでは、いろいろなフォントからアスタリスクを並べて、一見図鑑のように見える。これ、ほんとにフォントのままなんですよ。フォントによって、いろんなアスタリスクがあって面白い。

ほぼ最終ページなのでオナラというより、余韻ですね。いろんな人のお尻の穴を並べました。

でも全体を引きで見ると、重なった丸い形が二つ。……このページ自体がおしりだったんだ!という、ぼくなりの「おなら」の表現です。


デザイン社会実験のはじまり

このプロジェクトは、デザイナーが純粋にかっこいいデザインを追求し、デザインをする楽しさに向き合うとどうなるか?という社会実験でもある。

かっこいいデザインはどうすればできるのか? 多くの人は皆、インプットに走りがちではないだろうか? それもいいけど、ぼくの答えはこう。

「かっこいいデザインをします」って宣言して作ってしまうことだ。それが一番のハードルになる。ぼくらは、そう宣言してこの雑誌を作った。

デザイナーが「かっこいいだけ」を本気で目指すとどうなるか?

「本当に作りたいものを作る!」
「デザインする楽しさを取り戻せ!」

そんな声が聞こえてくるようなアートブックが完成した。

『極悪女王』 ゆりやんレトリィバァさん!!!!!!

唯一のインタビューページには、ゆりやんレトリィバァさんが出演してくれました。ぼくも取材の日に同席しました。NETFLIXで『極悪女王』の配信が始まった直後で、多忙を極めているはずなのに本当に素敵な方でした。

そんなゆりやんさん登場ページも、ただかっこいいデザインとブレずにおならの話を聞いています。

そんな『Grapheck』ですが、現在制作資金を募る、クラウドファンディングをやっています。

よかったら、ここからポチッ。
 ↓

マエデでは雑誌を作るプロジェクトはこれで4回目で、これまではコンセプトが決まってから制作資金をクラファンで集め、制作に入るという順番をとってきた。

でも、今回は異例のやり方で、先に雑誌を作ってしまった。制作費が回収できるかどうかの目処も立ってないうちに。でも「かっこいい雑誌」と謳っているからには、実際のものがないと説得力がないじゃないですか。作ったもので語る、それが今回選んだ方法です。

かっこよくないと支援されないクラファン。この方がよりデザイナーとしての負荷がかかる。

それと、今回のクラファンは、制作費を捻出することだけが目的ではない。

ぼくたちの挑戦を通して、世の中のデザイナーも同じようにドンドンかっこいいだけのデザインをして、デザインする楽しさを取り戻してほしい。そのメッセージを広げるための、賛同者が手を上げるためのクラウドファンディング。

これはデザイン革命の第一歩だ。

大袈裟じゃなく、本気でそう思っています。ありがたいことに、クラウドファンディングが始まってから雑誌のリターンは順調に売れ続けていて、マエデの過去の雑誌とのセットは在庫切れも出てきている。限定500冊しかないのでほんとにお早めに!

これはGrapheckという雑誌が、そしてこの社会的な実験が評価されている証。本当に嬉しい。支援いただいた皆さん、本当にありがとうございます!

皆さんに朗報です!いつも割とすぐ「前田リターン」がなくなっていくのですが、今回はまだあります。


これが、プロダクトが先にできている弊害なんですね。みなさーん!プロジェクトの応援よろしくお願いします。もっと!この活動を広めていきたい。なんなら、世界へ。世界のアートグックフェアへ。


前田おすすめのリターンを5つに厳選!

自分で言ってしまいますが、ぼくのリターンは価格度外視でお得なリターンも多いので、ぜひ検討してください。前田視点で、おすすめポイントを紹介しますね。 

その1
B2アートポスター(前田高志サイン入り) つきリターン
30,000円

ぼくがデザインしたページをポスターにしたものにサインを入れます。今年からぼくは、海外で個展の活動を始めるので、このポスターの価値も将来的に爆上がりします。損はさせません。ある意味株券みたいなものだと思ってください。

その2
前田高志とサシ飯できる権利(1回分)つきリターン
50,000円

毎回好評いただいてるリターンです。食事しながらサシでじっくりお話ししましょう。

ぼくと食事する権利にご支援いただく代わりに食事代はご馳走します! 過去のサシ飯の投稿を貼ります。その投稿からも感じられるかもしれませんが、毎回結構いいお店に行きます。楽しみにしていてください。


その3
前田高志のカバン持ちになれる権利(1週間)つきリターン
100,000円

デザイナーの前田高志のカバン持ちになることで、デザインの現場に触れたり、株式会社NASUのメンバーとの交流など、金額以上の特別な体験ができます。1週間全ての打ち合わせや仕事に同行してもらいます。ぼくもいろんな人に紹介するので、ぜひこの機会をいい意味で利用してください。

以前のクラファンで実施して、素晴らしいカバン持ちくんに出会えたのでもう一度やります! 前回のカバン持ち江森くんのnoteを読んでみてください。


その4
前田高志ネーミング券つきリターン
300,000円

ここからは、どちらかというと法人向けのおすすめリターンです。ぼくはデザイナーですが、ネーミングは得意で結構これまでも依頼されてます。本気の仕事のリターンだけどリーズナブルなので、売れて欲しくない笑。

一番代表的なネーミングの実績は、「BreakingDown」です。今や国民的な格闘技イベントとなった「BreakingDown」、ロゴや大会ごとのブランドビジュアルはもちろん、「BreakingDown」というネーミングもNASUの提案です。


その5
前田があなたの企業でデザイン顧問をします(1年間)つきリターン
1,000,000円

1,2年前から企業のデザイン顧問をさせていただくお仕事が増えました。1時間アイデアを出してSNSで広報します。課題解決のアドバイスもします。一番多い相談は、面白いことをやりたい、これまでになかったことをやりたい。といった「風穴を開けて欲しい」系のご依頼です。デザインのフィードバックもOKですよ。

通常は年間360万円で受けているので、72%もお得です。誰やっ! こんな価格設定したのは💢 (ぼくがOKしました…!)


マエデでは、これまで10回クラファンをやってて、今回で11回目。やっぱり達成したいんです。でも今回は、リターンの動きが鈍く、お力を貸していただきたいです。

「デザインの楽しさを取り戻す」

この言葉に賛同してもらえるなら、どうかご支援お願いします!!


最後に。“センス”に悩んでいる人へ。

このプロジェクトは「ただの雑誌」ではなく、この活動を普及したいというところです。まーーーーーーーーーーー、究極のただの余計なおせっかいなんですが、ぼくの周りには若いデザイナーや、デザイン頑張っている人が多くて。やっぱりおせっかい焼きたくなる。ぼく自身が遠回りしてきたから。

いろんな話を聞いていると、みんなセンスで悩んでる。「センスは知識から始まる」もちろん知識なんですけど、その言葉を信じすすぎてインプットばかりの人が多くてさ。

だから、SNSとか、友達とかにセンスいいデザイン作ったのでみて!ってやるの。

答えは「宣言+アウトプット

「センスは知識から始まる」書いてる水野さんの会社ってgood design companyやから。そりゃセンス良くなる(笑)

なので、『Grapheck』をぜひ手に取ってみてください。

クリエイティブディレクター/デザイナー
前田高志

『デザインノート』の取材で撮ってもらったかっこいい前田

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