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すべてのデザイナーに光を。

僕は、日本で3本の指に入るくらいデザインが大好きなんです。

まぁ、調べようがないので何とでも言える(笑)

23歳でデザイナーとして就職して、今47歳になって。未だに若手デザイナー以上にデザインがうまくなりたいと貪欲さをキープしている。僕が20代の時に思っていた47歳像は、今の僕には1ミリも存在しない。

インプットして、仕事して、発信して、本を出版して、活動してる。“デザイン活動家”と言ってもいいくらい。(ほんとに言っていこうかな、愛好家もあり?)

あ。はじめましての方に、自己紹介させてください。僕は前田高志(マエダタカシ)といいます。兵庫県伊丹市に生まれ、大阪芸術大学デザイン学科を卒業後、任天堂に入って約15年間販促広告のグラフィックデザインやってて、独立して早8年。現在に至ります。

『マエデ』という“仕事ではできないこと”をテーマにクリエイターコミュニティをやっていたり、「BreakingDown」や「街録ch」のグラフィックコミュニケーションデザインや、企業のコーポレートやサービスのブランディングをメインにやっています。

これは僕の人生の使命と思っているのですが「デザインのお茶の間に」という活動をしています。「デザイナーの考え方をお茶の間まで広げたい!」というのがあります。デザインは楽しくて良いものなんやで〜みんなも使ってるし、もっと使おう!と。お母さん、お父さんがいるお茶の間にまで届けたいというミッションです。今回の取り組みも、新たな「デザインをお茶の間へ」活動のひとつです。

「Design-1グランプリ」は昨年末から、ずっと大事にあたためてきた企画です。僕が人生を捧げてきたグラフィックデザイン。その魅力を追求し、認知拡張しするため、日本の「新しい形のグラフィックデザインのアワード」を開催することにしました。やっほい!

リリースするまで、実際に形にしていくのがどえらく大変で。これまでNASUのスタッフの皆さんやスポンサーの皆さんには感謝しかありません。これから、たくさんの認知を広めていきます。ここに関わったことを誇りにしていくのが僕の役目。

このデザインアワードには「デザイナーのプロ」「デザインの価値の拡大」という大きな2つテーマがあります。すいません、勝手ながら僕の心のマグマ(コンプレックス)から生まれています。たぁ、だぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜、同じように感じていただける人も多くいらっしゃると信じています。

ひとつは、「デザイナーはいつからプロなんだろう」。給料をもらえるようになってからではなく、どのデザイナーも就職した時点では右も左もわからないひよっこ。

ちょっとできるようになってきたかな?と思えるくらいには3年をすぎたころからでしょうか。僕は明確にプロのデザイナーとして認められたかったんです。身近な先輩もいなかったので測れなかったんです。何でこだわったかというと、プロとして認められてから仕事の向き合い方が変わると思うんですよね。

グラフィックデザイナーは資格が必要ありません。そして、デザインの実力も数値では測れません。また、プロとアマの境界も曖昧です。僕は常々、早く実力をつけて、アワードで入選して、指名で仕事をもらえるようになりたいと切実に思っていた。僕のようなデザイナーは少なくないのではないでしょうか?

いやぁ、デザインは奥が深い。

ちょっとグチっていいですか?僕はグラフィックデザイナーとして、約24年キャリアを積んでいます。若い人が読んだらしんどくなっちゃいそうなんで、ここで離脱してもオッケーです。

今でも制作しながら、毎回脳内でイメージしていたものとアウトプットされたものとギャップが大きいし、いつまでも試行錯誤が終わらない。情けないなぁ、って毎日思います。いつまでたっても、うまくなった実感がないんですよね。褒められることももちろん増えはするのですが。

20代の頃に目標にしていた海外のコンペに入賞したら変わるかも?と思ってNADCとONE SHOWで入選まではいただけた。しかし、実際のデザイナーとしての力量は測れたとは感じませんでした。むしろ、やればやるほど不安になっていく感じわかります?

僕は力を測る「ものさし」のひとつとして転職活動にたどり着きました。「面接に行けたら、ちょっとはイケる」「有名なデザイナーは自分のデザインを見てもらったらなんていうだろう?」僕は転職活動をものさしにしていました。その時は、本気で転職したいと考えたこともあるのですが、本質は「測りたい」が本音だったと思います。

さらに、もうひとつ実力測る「ものさし」としてアワードがあります。世の中には様々なデザインアワードが存在しますが、世の中には様々なデザインアワードが存在しますが、一般的なデザイナーの仕事とそれらの作品は別世界のように感じられます。

仕事の規模が大きかったり、アート的だったり。これは僕の経験上、アワードに応募するような仕事がないなぁってなっちゃって。そして、そういう仕事にありつけるまでの道のりが遠かったり……。そんなふうに感じてしまいました。

いつ出品できるようになるんや。

年齢にして20代後半。ずっとモヤモヤ期。自分の行動量が足りなかった自分の落ち度も重々承知。自ら勝手に作ってしまった壁を自らで破壊し、アワードにもっと参加すればよかったのですが、どうしてもメジャーな広告の仕事をしているわけでもなく、出展する前から怖気付いてしまった。これは僕の大きな問題。情けない話、僕は不満で充満したデザイナーとして生きてきました。ない...ない...ない、ないのオンパレード。何かのせいにしていたことが多かった。それを変えたい。

当然ですが、どのデザインの現場で活躍している先輩や上司は輝いています。著名なアワードを受賞していなくても素晴らしいです。自分からその力を主張もしない。もったいない。もう少し広くグラフィックデザインの現場を捉え、そこにスポットライトを当てたい。デザイナーにとっての登竜門のアワードを作ることで若い頃から挑戦できる場を作りたい。仕事の大きさも関係ない。

日本全国のすべてのグラフィックデザイナーが参加でき、価値が認められるようなアワードがあるべきと考えましたでも、誰でも参加できて仕事の大きさや影響度関係なくグラフィック表現を競えるコンペがあったら?と考えるようになりました。有名じゃなくてもすごい人ってそれぞれの現場に必ずいるんですよね。

アワードの形は「デザインの必殺技」という形式を採用しました。「必殺技」には賛否あると思いますが、これはお茶の間活動から判断したものです。

話を戻しますね。

これは誰もが「デザインの必殺技」を持っている。言いかえると現場の「あるあるデザイン」なのですが、それを持ち寄り競い合うことでまたさらに新しい表現の世界が生まれると思うんですよね。結局、表現とコンセプトの世界で競い合うことになる。

市場のグラフィックデザインって大体パーツの組み合わせで正直つまんないなって思いますし、「デザインの必殺技」を出し切り、競い合うことで、市場でのデザインのアップデートもできると確信しています。

ふたつめは、「グラフィックデザイン”を非デザイナーにも広げたい。」テクノロジーの進化と知識の浸透度によって相当広がってきており、僕が望んだ未来になってきた。

僕の目標は「デザインをお茶の間へ」もっとデザインが広がれば、人類が悩むこと自体がなくなると考えています。悩むことより、行動している人が多いそんな世の中に。しかし、まだ浸透はビジネスの現場において。さらに一般レベルのお茶の間に浸透していくためには「デザインの必殺技」というエンタメ性の高いコンテンツがより相応しいと考え今回の開催に至りました。

この、すべてのデザイナーに光を当てるアワードの活動を続けることで、グラフィックデザイナーという仕事はより楽しく、そして社会に対してデザインの力を可視化できるのではないかと期待しております。

金額じゃないクラファンをやる。

新しい取り組みに必要な金銭的なご支援はもちらん何ですが、(無料応募のため)1番は広めること。前田の使命でもある「広がれデザイン活動」なのです。任天堂を退社後、僕がやっていることはこれに尽きます。 これまでクラファンを10回以上マエデやってきてますが、ご支援の人数は300人から400人。それを乗り越えてこそうこのデザインアワード広がっていると言う証です。

今、第一段階として、1000人を目指して頑張っています。ご支援はすぐに簡単にできますので何卒、なにとぞーーーーー🙇

支援額は300円です。繰り返しになりますが、デザイン力がもっと広まればもっと世界をより良くなると本気で考えてます。

最近ある人に前田さんは国連でスピーチをする人だと言われました。すっかり、その気になってます。

ここまで読んでくれて、ありがとう。
あなたは最高です。


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デザインは楽しい。

デザインはすごい。

デザインを誰にでも。

デザインをお茶の間に。

株式会社NASU 代表取締役 前田高志


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