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僕は「サイン」をデザインしなおした。

サインを書くことって、こちらからしたら「書いてええのん?」って思うんですよ。芸能人でも有名人でもないのにさ。でも、いつかこのサインに価値を持たせるぞ!とサインを書くたびに自分に律しています。

デザイナーの前田高志といいます。主な著書は『勝てるデザイン』『鬼フィードバック』『愛されるデザイン』です。

サインを必要とされ始めたのっていつからか?

実は出版より前で。ある人にポスターをプレゼントしてそこに書いた。2017年ころかな。

実は僕のサインは鳥山明さんからきている。「とりやまあきら」水が流れるような丸いフォルム。そんなイメージでした。でも、実際はぜんぜん違う感じになってしまった。

『ジャンプ流 鳥山明』(集英社)より

書いているとだんだん進化してきているのが面白い。前田サイン展ができるくらいいろんなサインが存在する。まったく安定してない。サインは本人が描いたという証。毎回同じサインを書かないと意味なくない?気まぐれでいろんなサインがあるのが前田高志なのがしれない。同じ感じで髪型もなかなか固定しない。つてに揺れて変化するのが前田か。

2021年の自サインどこか自信なさげである
もはや、原型を留めていないが、
自信があり、堂々としている。

サインは一度にたくさん書いていると「あれ!?こんなサインやっけ?」と脳がゲシュタルト崩壊を起こし、手もなめらかにうごかなくなる。

サインとは、“なめらか”であるべきなのである。

“なめらか”にかけると、一流になった気持ちになる。そして、見た目も美しい。だから、最近は自分のサインを常に躊躇なく気持ちよく書きたいと思っている。書いてもらう人にとっても、そのほうがいいのだ。

2024年7月の札幌のイベントから「全力サイン」というのを始めた。飲み会のときに元・オンラインサロンのメンバーだった人の人生相談をのった後だったからか、サインを求められたからか、全力のエールを込めたサインになった。酔っ払ってた。

その流れで、次の人にも全力でサインした。

紙いっぱいに余すことなく、魂を込めた全力のサインだ。ハッキリ言って酔っ払ったイキオイだ。しかし、きっかけはなんでもいい。

事前にアドバイスしたこと、目標、その人らしさのワードなど。「気合い入れろ!」と言わんばかりに背中に張り手をするような、アントニオ猪木のビンタのような喝をいれるようなものになった。

すごく喜んでくれたのである!

2024年、僕はサインをREデザインした。

「全力サイン」を書いて欲しくなった人はいますか?

2024年9月27日17時から19時まで

大阪の紀伊國屋書店梅田本店で最初で最後の「全力サイン会」を行います。(※サインとポートフォリオにアドバイスは書籍をお買い求めいただいた方のみとさせていただきます。)

前田、怖くないよ〜 気軽にきてね!
学生さんフリーランスの方や、転職活動中の人におすすめ!


それではお待ちしてます!


株式会社NASU代表 前田高志

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