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デザインの必殺技


「デザインの必殺技」は発明だと思う。

だんだん、自信が確信に変わってきた。
(松坂大輔みたいに)

「デザインの必殺技」を説明、実演を繰り返すことで、画期的な発明をしたと実感している。

僕たちNASUが立ち上げたデザインアワードは、「デザインの必殺技」という形式で応募し、優れた作品を表彰するという少し特殊なものです。

書籍『勝てるデザイン』の内容から
カードゲーム化した
デザインの必殺技カードゲーム「Desig-win」

実は、ある尊敬する著名なグラフィックデザイナーの方に審査員のオファーをしました。「内容的に(私なりに)難しい部分があり、この判断になりました。でも、やっている内容は、若手デザイナーを応援しているし、面白いと思いました。」と断られたりもあって、「これでいいのか?」「僕は間違ったことをしているのか?」とあらためて自問自答した。

でも、大丈夫!と言い聞かせ、アワードのプロジェクトを進めた。

新しいことは、理解されるまで時間がかかる。

B級グルメ、アートナイト、サウナ、民泊、動画配信サービス……。新しい取り組みは、スタンダードになるまで、「なんじゃそりゃ」「よくわからん」と言われることが多い。ぼく自信、今や信じられないくらいX(Twitter)で投稿しているが、最初はよくわからなかった。

時代とマッチするまで、アップデートしながら変化していく。やり続けるしかない。少しずつでも、やり続けるぞと覚悟している。ちょっとしたテクノロジーの進化で、人々に受け入れられたりするから。

グラフィックデザインといえば、
「スイスグラフィック」。こんなビジュアルにした

Adobeさんやモリサワさんにスポンサーとして理解を得られたのは、金銭面はもちろん、心の支えとして非常に大きい。敬愛する審査員の方にも賛同いただいた。れもんらいふ 千原徹也さん、ingectar-e 寺本絵里さん、特にフレイム古平正義さん(ゲスト審査員)にも「おもしろい」と言ってもらった。前田、感激。

「デザインの必殺技」はすごい。

少しずつ自信回復。さらには、デザインアワードの説明をすることが増え、「デザインの必殺技」のことを実演したりを繰り返すことで、今は「これはいい!」と確信をもてるようになりました。

DTP Transitさんのセミナーは参加者も歴代でもかなりの参加人数だったと聞いています。これをNASUのスタッフがメインでセミナーをやってて、僕は愛の手入れるだけだったんですが、すごく面白かったし、参加者もデザインを楽しいと楽しんでいて涙が出た。

そして、自分でもデザイン必殺技を作ってみて考えたことを。「デザインの必殺技はすごい」とも確信を持てるようになった。

その理由をこれから書いていきます。

● 「デザインの必殺技」は、初学者を救っている。

「デザインの必殺技」は、入り口の楽しさをデザインしている。初学者が陥るデザイン制作の過酷さを、楽しく変換する。最初は「何を作っていいかわからない」沼を歩くような感覚。デザインの鉄板技(必殺技)の引き出しを増やし、理解する。

すると、デザインに厳しい上司やクライアントにも立ち向かうことができる。必殺技カードに「再現と効果」が言語化してあるので、デザインを提出するときにあたふたすることもない。

ぼくも実際の仕事を、「デザインの必殺技カード」作品として作ってみた。

まず、お仕事のデザインをカードにアレンジした。このレイアウトも楽しい。カードはグラフィックだけどモノ感があるプロダクト。

実際にカードを作ってみるとテンション爆上がりなのです。

このデザインは、5段階のアニメーションを想定して作っていたので、表現の幅で2種類の必殺技ができた。

ギョッと注目させる。
ゆるふわで気軽な雰囲気に

アート感覚で、アートポスターを作る楽しさと、ゲーム感覚で、必殺技名を考える。童心に戻ってカードそのものを作る楽しさがある。

デザインの楽しさを実感できる。


● 「デザインの必殺技」は、熟練者を救っている。

そして、「デザインの必殺技」デザインはもっと楽しい世界へ。

アワードへの質問で「必殺技は、他の人とかぶってもいいのですか?」というのがあった。むしろ、かぶったほうがいいです!かぶるということは、必殺技の証。そして、●表現 ●言語化 ●再現性という3つのポイント。かぶってからこそ、真のグラフィックデザインを競い合えるのです。

競い合うほど、レイアウト、色、写真、造形、タイポ、誰に何を伝えるのか?……など。デザインの基礎能力が必要になってくる。

こちらも、僕が実際の仕事をベースに「デザインの必殺技カード」化してみた。

文豪感で「ブンゴウ」安直やけどしっくりきた!
文豪は今っぽくない方がいいから

仕事と「デザインの必殺技」を往復するメリット

仕事 → カード→仕事 → カード、往復することでデザインの魅力がグングン磨かれます。

1.
ECショップのバナー

文豪みたいな本格感。重みのあるイメージにしたかった。

2.
「デザインの必殺技カード」化してみた。

もともと狙っていた「文豪感」をもっと欲しくなった。
「効果と再現性」の言語化をすることでさらに「文豪感」を増幅させた。

3.
ECショップのバナーに戻した。

文豪感をもっと出すには、写真のトリミングをさらに引き絵の方がいいということがわかった。

4.
「デザインの必殺技カード」に戻す

こちらも「文豪感アップ」アップデートされた。
デザインの必殺技「ブンゴウ」の完成。

「デザインの必殺技カード」化することで、元の仕事で足りない部分を補える。中途半端な魅力のグラフィックが、メーターを振り切れるようになる!

ディレクションとデザイン検証にも。

こうやって、熟練者にとってもまた若手へのディレクションの際、デザインの検証として効果的です。ブラッシュアップすることも明確になるんですよね。


脱・内輪を。 コミュニティの外へ。

経験上クラウドファンディングは、どうしても主は内輪に留まってしまうことが多い。(内輪を否定しているものではない。むしろ大事にしています。外の世界にいけるのは内輪のエネルギーが要るから)今回は“デザインを広げる”ことを目的としています。

だから、目標金額じゃなくて、目標人数にしました。

僕はこれまでクラファンを10回以上やってきた、小説『負けるデザイン』の支援者数人(579人)がこれまでの最高人数。今回はその壁をとうとう超えた。内の熱が、外の世界に広がっていることをひしひしと感じています。

今、928人(2024/10/27 14:20現在)心より、ありがとうございます。

盛り上がりたくて、Webサイトを作ってもらった。
→こちらから支援できます


なぜ、告知しない!

自分で言っちゃいます。SNSで必死に大告知して、広げてて。そんなアワードは他にない!だからずっと閉鎖的やねんなぁ。

グラフィックデザインのアワードで最も有名なアワードにする!非デザイナーでも知ってるアワードに。グラフィックデザインって「伝える」仕事。まず、アワードを伝え広げていくこと。

NASU一同リストを見て感謝してます。

本日、グラフィックデザインアワード「Design-1グランプリ」(通称:デザワン)の作品応募(&作品支援)の最終日です。

●ご応募はこちら
●ご支援はこちら

ご応募やご支援があるたびに、メール通知に歓喜して、お名前のあるリストをみて感謝しております。ありがとうございます。SNSでのシェアも大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大感謝です。

本日、0時まで走り抜けます。見守っててください。

最後まで読んでいただきありがとうございます。ひきつづき、ご応募とご支援をよろしくお願いいたします。

株式会社NASU 代表 前田高志

追伸:
【本日限定】NASU(前田)公式LINEにキーワード応答「デザインの必殺技チェックシート」を登録しました。→こちら (2024/10/27限定です)

リンク集

■ 日本のためにデザインアワードを立ち上げました!(コラム)


■ Design-1グランプリ(デザワン)
デザイン作品のご応募無料/10月27日まで


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