
豆煎り屋さんになりたい #3
本日は、ずーっと雨降っているんです。
つい先日には、熱い日(”暑い日”を越して”熱い日”)が続いていたと思いきや、本日はずーっと雨。
熱い日には少しくらい雨降れよ、と思っていたところなのですが、今日はそうではない。何せ、今は、夏休みなのだ。待ちに待った夏休みなのだ。
やっと夏休みだと思ったら雨だ。
なんだ、それは。
夏休みなもので、単身赴任先から自宅に帰ってきています。自宅は、長野県某所。比較的涼しい場所。エアコンはない。その自宅のベランダにちょっとしたテーブルと椅子を置いています。
そこで山を眺めながら、今日の雨の日を過ごしているのです。そこで過ごしている以外何もしていないのです。
何もしないと、いろいろ妄想が働くのです。
なりたい豆煎り屋さんについてもあれこれ妄想ってみるのです。
手網焙煎で商売成り立つものなのかってところから想いが始まります。
お客さんが来るとするじゃないですか。そうすると豆を煎ります。
手編み振り振り。お客さんにはちょいとお待ちいただきます(予約もありです)。
そうすると次のお客さんがやってきます。ちょっと待ってもらいます。
さらにお客さんが… 僕の右手が棒になりそうです。
・・・ここでふと我にかえる。
そんなにお客さん来るか?
ここで、妄想第一幕おわり。
次の妄想は、手網だけでは成り立たない商売をどうやって繋げていくか。やはり焙煎機は必要か。手回しロースターがいいな。久しぶりに手回しロースター関係をネットで調べてみる。
おい、ちょっと待て。以前より高くなっていないか?気のせいか?
まだ店を出すことはできない身分であるものの、奥さんにおねだりも考えたのに、これでは、許可など出るわけない。
・・・で、妄想第2幕おわり。
でも、もしかしたら買ってもらえるかもしれない。練習もしなくちゃいけないし…(妄想は続く)
・・・ってな感じで妄想続けてたら1時間くらい経ってしもうた。
ま、時間たっぷりのなかで妄想に耽るのも、これまた夏休み中の贅沢っていうもんでしょ。
雨は、ずーっと降っています。
雨で靄っているそのむこうには、北アルプスの山々です。
そんな雨の日の何もしない時間が似合う珈琲屋さんにしてみたいなと想うのです。

ミルが大変なことに…