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「言葉が人を救う」忌野清志郎の言葉。

(忌野清志郎の言葉17)

もし、後輩が仕事でミスったら、
どんな言葉をかけるだろうか。

「誰だってミスがあるから」と、なぐさめるか
「部下のミスは俺のミスだ」と、かばうか。
「気が抜けてるからだ」と、怒るか。
「次はもうないぞ」と、脅すか。
無言で圧力をかける人もいるかもしれない。

そのときの状況、お互いの関係、仕事の内容によって
変わるのだろうが、こういうときにかける言葉に、
その人そのものが出るように思う。

もっと具体的な問いかけ、

あなたはバンドマンだ。
ライブでメンバーが演奏を大きくミスった。
帰りのツアーバスで、
メンバーになんて声をかけるか?

私なら「しっかりしろ、何やってんだ!」って
キレてしまいそうな気がする(笑)。


忌野清志郎は、こう言ったそうだ。
「じゃあ、今日はリハーサル本番ということで、明日からよろしく」。

このときのことを、当事者である武田真治が語っている。

20代の最後の頃、忌野清志郎さんのバンドに参加していました。ツアーに参加したある日、演奏を失敗してしまったんです。その日の晩にバス移動したのですが、「怒られるかな……」と思っていたら、「じゃあ、今日はリハーサル本番だったということで、明日からよろしく」と言われました。
(略)
清志郎さんは歌詞を足元に出すプロンプターを全く使わず、20曲以上すべて覚えていたほどストイックな方なので、こっぴどく怒られても当然だろうと思っていたんです。その言葉は、自分からは絶対出ないものだとも感じました。その頃の自分は自分に対して完璧を求め過ぎて苦しんでいた。なので、清志郎さんの言葉には本当に救われましたね

参考引用:現代ビジネス・心と体を支えた大切な人の言葉







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