【Life】煩悩、三毒を抑する
前回の更新で「執着を捨てる」という表現をしました。
その流れで、煩悩に関して調べている私。
というのも2019年に発売になった、
椎名林檎様の「三毒史」という人間の煩悩を表したアルバムがあって、
その時からぼんやりと煩悩に関して興味は持っていたものの詳しく調べるまでには至らず、この機会がやってきた格好だ。
まず林檎様のタイトルにある"三毒"とは
「仏教で人間の悪や苦の根源と言われている3つの煩悩である、
貪り・憎しみ・愚かさ」のことである。
それぞれ詳しくみてみると、
①貪り(貪):
欲しいものなどに対して執着する心のこと。この世の真理を見抜くことができるようになり、あらゆる物事に執着する心を捨てることができれば苦しみから解放される、としている。
②憎しみ(瞋):
怒ること、腹を立てること。他人と関わっていかないと生きていけない中、理解できない腹の立つ人間に出会うことも避けられないが、それでも耐え忍ぶことが重要である、という考え。
③愚かさ(痴):
真理を知らず、物事の理非の区別がつかないこと。
真理という絶対的なルールを知らないことで愚かな考えや行動を起こすこと。
仏教の教えではこの三毒に毒された心ではこの世の苦しみにただ苦しむだけの存在になってしまう。と説いているそうです。
だけど、これらは生きていれば自然に持ってしまう心の動きであって、完全に避けるのは不可能。よって、煩悩だらけにならないよう意識をして、煩悩を”抑えよう"とするのが仏教の考え方であるらしいです。
では、何度か出てきた"真理"とは何なのか。
次回の自身への宿題にして、今回はここで終わります。
今回調べて分かったことは、仏教をはじめ宗教のことは興味もなかったし、難しそうという固定概念があったけど、そうではなかったこと。
そして、完全に煩悩をなくすことは不可能だと説いてくれているので、完全に欲を落とさなければいけないと思っていた私の気持ちは少し軽くなりました。