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わたしはきくちゆうきさんのファンです
【100日後に死ぬワニ】をきっかけに表舞台に飛び出してきた(ように見える)きくちゆうきさん。ワニくんの死から1週間が経ったタイミングで、わたしの気持ちをここに書いておく。
共感されるためとか、そんなんじゃなくて、1個人の見解としてサラッとみてくれたら嬉しいな。
1週間という期間を置いたのは理由がある。世間の目に晒していい感情なのだろうかと考えていたからだ。もちろんこれを読んで不快になる人もいるだろうし、まとまりのない文章だなと嘲笑う人もいるかもしれない。
けど、どうしてもこのわたしがいま感じている感情を残しておきたいと思った。
そして書こうと思ったもう1つの理由が、今日のきくちゆうきさんのツイートだ。
絵を描いた pic.twitter.com/hFvakzxQ9M
— きくちゆうき (@yuukikikuchi) March 28, 2020
ここからも色々感じることがあって、noteに書かせてもらう。
1.出会い
わたしがきくちゆうきさんを知ったのは、4年ほど前(2016年)。ヴィレッジヴァンガードにあるポップを見て、なんて可愛いキャラクターなんだ!!!と一目惚れした。その時のポップはわたし的きくちゆうきさんの代名詞であるどうぶつーズで、中でもトニーが大好きで、トニーの可愛さが高じて後々ネズミを本当に家族にお迎えすることになるんだけど、まあそれはまた別のお話。
ヴィレッジヴァンガードでどうぶつーズときくちゆうきさんとの出会いを果たしたわたしは、速攻でSNSをフォローして、LINEスタンプにも手を出した。身近にどうぶつーズがいると落ち着いた。
ただ正直な話をしてしまうと、友人にLINEスタンプを送った時の返事は
えーーなにこれ!きも!
彅野のセンス謎なんだけど(笑)
えっ自分で買ったの、、?
みたいな反応が多かった(きくちゆうきさんごめんなさい)
まあ、それでも大好きには変わりなかった。
2.きくちゆうきさんの個展
きくちゆうきさんと直接会える機会があったのは、2017年3月24〜29日に新宿で行われていた【Drawing絵展】でのこと。
好きになってから半年ほどというアマチュア具合で覗かせてもらった個展は、もう、それはもう素敵!原画だらけ!きくちゆうきワールドに当時20歳だったわたしはものすごくテンションを上げていた。
さらにご本人も在廊していて、お話しすることもできた。ありがたいことだ、、、
その時に個展では500円似顔絵という企画をやっており、わたしも描いてもらうことにした。(それ目的で行った節もある)
わたしが行った時間帯は、1人しか並んでいなくてすぐに自分の番。ちょこちょこ「この洋服個性的ですね」とか話しかけてもらいながら、ガチゴチに固まったわたしを描いてくれた。
初めて会うはずなのにペンに迷いがなくて、且つ自分の絵柄でサラサラと描いている姿はわたしにとっても眩しく映ったし、ますます好きが増してしまった。
今でも描いてもらった絵は、マウスパッドの下敷きの中に保管されている。
ここから数年は、SNSで活動を眺めたり、デザインフェスタに参加してグッズを買わせてもらうことが多かったかな。
3.ワニくん漫画の社会現象
ここからは皆さんがよく知っている通り。ニュースにもなり、毎日19時の投稿を日本中みんなが見守っていた100日間だった。
ワニくん自体はわたしがベタ褒めしたところで足りないくらいの評価をされているし、4年間片隅から見てきたわたしからすると、「きくちゆうきさんおめでとうございます!」「今も昔も変わらず大好きです!」という思い。
それに周囲で「わたしだけが知っていたきくちゆうきさんの良さ」が「日本共通の良さ」にまで評価されたことを誇りに思う。(上から目線みたいな書き方しかできなくてごめんなさい)だから定期的なヴィレヴァン巡りは辞められねえな!とも(そこ?)
ワニくんの話はわたしの中で一回決着がついていた。
4.本日のツイートに対しての反応
今日、きくちゆうきさんは以下のようなツイートをしている。
絵を描いた pic.twitter.com/hFvakzxQ9M
— きくちゆうき (@yuukikikuchi) March 28, 2020
わたしとしては「どうぶつーズ描いてくれた!」「えっちんぽこブラザーズもなにかに掴まっていないとどこかに飛んで行っちゃうアザラシもいる〜!」「豪華すぎる1枚だ〜〜(泣)」と歓喜雀躍だった。
でもTwitterのリプライ欄を見ると、「ワニくんはいないの?」「えーまた新しい漫画!?今度は誰も死なせないでね!」「これも電通案件?」とかって、わたしから見たら心ない言葉ばっかりだった。
ワニくんよりも古参のメンバーを描いているし、ワニくんを生み出す以前のきくちゆうき作品はこれが完成形であって、新しい漫画でもないし、電通案件なんてそれ本人によく聞けるなって。かなり、頭にきてしまった。
よく言えばきくちゆうきさんとファンとの距離が近くなり、ファンときくちゆうきさんの間でより近いコミュニケーションが取れるようになった。
でも反対にファンも物申しやすく、作品を予想しようとしたり、余計な茶々を入れやすくなってしまったのかもしれない。
もうもはや何様かもしれないが、きくちゆうきさんが心配だ。決してワニくんに注目が集まる前に戻って欲しいとかではないが、Twitterの心ない言葉、周りからの高評価とバッシングを一気に受けているメンタル、多忙すぎて倒れないかも心配だ。
わたしがここまで書いてきて、1番伝えたいのはワニくんを通してじゃなくて、正面からきくちゆうきさんを見てほしいなということ。
作品を世の中に出している人って、作品を通してしか評価されないことが普通だったりする。でもわたしは作品よりもご本人に会って人柄を知ってしまっているから、長年きくちゆうきさんの作品だから追い続けてきたから、いまのワニくんを通してきくちゆうきさんを評価している人に違和感を感じてしまったのだと思う。
応援の仕方はは人それぞれかもしれないけれど、SNSの向こう側に人が存在していることを、どうか考えてみてほしいなと感じた。
お付き合い頂きありがとうございます。
今日が素敵な1日になりますように。