ほんとうはちゃんと聴いたほうが良いフランス歌曲集をぼんやり聴く朝
台風10号は当初は今日あたり関東地方に接近するとの事だったから、今日の予定をリスケして自宅に籠もる…予定だったけど、あにはからんや迂回する経路に変わり関東地方への影響は週末になりそうだ…
今は外は晴れているけれど、外出する予定もなくなり、相変わらず蒸し暑くなりそうだから涼しくした部屋に籠もり、アレクサンドル・タローのピアノ伴奏で、ソプラノのサビーヌ・ドゥヴィエルが歌う、19世紀後半から20世紀半ばに書かれたフランスの歌曲集『 Chanson D'amour 』(2020年録音)を聴いている。
このアルバムにはフォーレ、プーランク、ラヴェル、ドビュッシーと、この時代を代表する作曲家の歌曲の中から「愛」「戦い」「死」にまつわる曲が選ばれ周到にプログラムを創り上げられている…そうだけど、フランス語は何年か前に勉強しようと思い挫折したので歌詞は分からぬまま、ぼんやりと聴き流す。
ほんとうはしっかり歌詞を分かり聴いたほうが数倍面白くなることは間違いないけど、この歌曲集はアレクサンドル・タローのピアノ伴奏がとても雄弁で、サビーヌ・ドゥヴィエルの声も明晰で曲ごとに歌いっぷりを変えていて、聴いていると各作曲家の個性が良く分かり、何となく歌詞の内容を想像しながら聴いていると次第に良い気持ちになってきます。