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ハイドシェックの弾くフォーレの夜想曲を聴く



1936年フランスに生まれたピアニストのエリック•ハイドシェックはかつて音楽評論家U氏があまりに絶賛•神格化してしまったのでちょっと距離を置きたいピアニストだったけれど、若き日の《フォーレ夜想曲全集》だけは以前から手元にあった。


今朝、何気なくウォークマンに入っていたその演奏を聴き始め、端正にして気品に溢れたその音色に魅せられた。


録音は1960年-62年、ハイドシェック24歳-26歳の頃。


フォーレの音楽にはどこか霧の中を彷徨うような風情があってそれがある種の魅力だけど、ハイドシェックの演奏はどこまでも晴れ渡った高原を歩くような明るい演奏でフォーレという作曲家の新たな魅力を見せてくれるです。


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