【Maru’s Branding Factory日誌】(1) 「源泉徴収」という制度について
この6月に個人事業主になることを選択した大きな理由の一つはやはり「節税」という事になる。
そのために個人事業主はいわゆる「青色申告」をする必要がある訳だけど、42年間サラリーマン生活を送ってきて、税金は源泉徴収で毎月の給与から引かれていたから、恥ずかしながら、正直いくら位払っていたのかという事さえあまり意識してこなかった…
これではいけないと改めて一から税金について調べていてこんな記述に出会った。
「源泉徴収制度は、納税者に代わって事業者が税金を先に納めることで、効率的な徴税を可能にする一方で、納税者の納税意識を薄れさせる可能性も指摘されています」
全くおっしゃる通りで、僕の納税意識は薄いにも程がある位でほとんどなんの疑問も持たずに長い間税金を払っていた…
少し調べてみると日本の源泉徴収制度は、1899年(明治32年)に公債・社債の利子に対する源泉徴収制度が始まり、その後は戦費を効率的に集める目的でナチス・ドイツの制度にならい、1940年(昭和15年)4月1日に、給与への源泉徴収が始まった、とある。
また、戦後1947年(昭和22年)のGHQ軍政下の税制改正で、一定の給与所得者に対しての税額精算は年末調整制度を導入することになったとも書かれているなど、今更ながら税金とは極めて政治的な制度だったのだ…
今更ながら改めて「税金とは何か」についてこの機会に勉強しなくてはと思い、慌てて入門書を読み始めているのです。