大阪マラソン2023振り返り
先日、走りました大阪マラソンの振り返りをします。
今回、目標は人生2度目のサブスリーを目標にしていました。初サブスリーは金沢マラソン2021で達成したものの、その年の大阪マラソンは市民ランナーの参加が中止。その後は丹後ウルトラマラソンを走るなど、フルでのタイムを狙う機会がありませんでした。サブスリーを一回こっきりでは真のサブスリーランナーとは言えない!と勝手に思い、大阪マラソンに照準を合わせて練習してきました。
しかし、いつもフルで記録を出すのは秋マラソンで、その年の一本目でした。しかも、今年はウルトラマラソンを走っている。その事に不安を覚えつつも、冬の早朝の中練習を重ねました。
さて、レース当日。会場も3万人の熱気で、仮装ランナーもいて、大阪らしさが戻ってきていました。コース変更後は初めて大阪を走るので、どのように走れば良いか不安もありました。とにかく、30キロの坂まで余力を残す事を第一に考えようとスタートラインに立ちました。
号砲。やはり大規模レース。スタート直後は混み合って走りにくいし、ペースが掴みづらい。サブスリーのペーサーを探すも見つからない。GarminのGPSがうまく機能していないのか、1キロと2キロのラップが40秒ズレる。3キロあたりでようやくペースを掴み始めたぞ!と思えば、Garminのラップは4分20秒。遅すぎる。5キロの通過。21分15秒ほど。号砲から30秒ほど遅れてスタートラインを越えたので、ペースは悪くない。次の1キロのラップ3分51秒。速すぎる。
これは、時計が何かおかしいと判断し、自分の感覚を頼りに時計を見ずに走る事を決断。後は、自分のペースに合う集団を探してついていく。できるだけ力は使わずに。
そんなこんなで、10キロ通過。42分。いい感じのペース。ここで一つ目のジェル補給。沿道の応援が途切れる事なく、あっという間に通過した感じ。さすがエリートランナーも参加する大規模マラソンは違うなと実感。
その後折り返しをして、南下。また折り返して北上。この間でエリートランナー達とすれ違う。やっぱ速い!速度が違う!ストライドが違う!先頭集団が多いな。でも、中間すぎて既にキツそうな選手もいるな。俺も頑張ろ!と思い直し、中間点。アミノ酸の補給をしようとするが寒さでうまく開けれず、中途半端に開いて中身が走ってる間になくなるというミス。アミノ酸は諦め、ジェル補給。後半に足が保つか不安になったが、ジェルには余裕を持たせていたので、大丈夫と言い聞かせる。
25キロ通過。1時間45分ぐらい。だいたいいつもはこの辺で一回キツくなってくるのだが、この日は全くキツくなくて、余裕があった。アミノ酸も補給できてないのになぜ?と思うが、これならこのまま行ける所まで行ってしまえ!という事で淡々とペースを維持する事に。ただ、ここから30キロまででアップダウンが繰り返されるから無理をしないよう心がける。念の為、早めにジェルを補給。
登りで呼吸が少し乱れるも下りで元に戻るを繰り返し、35キロ地点まで来た。ここからしばらく直線だが、流石にキツくなり始め、ふくらはぎの外側に痛みがではじめた。しかし、ここまで来たら止まってストレッチもせずに、本当の意味で完走したい!という思いが強くなり、少しペースは落としたものの、走り続ける。いつもこのあたりで一回足を止める事が多いし、一度も止まらずにフルを走り切った事がない。そんな自分を越えよう!
ゴールが近づいて来ると、沿道の声援もゴールを意識したものになる。あと5キロ!ラストまで頑張って!その声に押されて、大崩れする事なく走り続けた。
この辺りでは立ち止まるランナーも多く、どんどん抜いていく事ができた。初めての経験。いつも抜かれるばかりだったので。
大阪城が見えて来た。ラストスパート!夢中になって時計を全く見ずに30キロから走ってきた。タイムはわからない。
ゲートが見えた。タイマーは2時間55分から56分になろうとしていた。
自己記録更新は間違いない!最後にもう1人抜いてやる!よし、かわした!フィニッシュ‼️
とまぁ、30キロ以降はこんな感じでした。正直、今回はサブスリーできたら良し!ひとまずサブスリーのために2時間55分を目標にしようとしていましたが、まさかの余裕があったので、30キロから35キロが最速ラップになりました。
こんな経験は初めてだったので、マラソンを始めてから10年。やっとランナーになれた気がしました。
細かなミスはあったものの、総じて良いレースになりました。これを機にもう一段レベルアップしたくなりました。
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