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教育問題や、趣味のマラソンに関する記事を書いています。 何とも言えない教育への閉塞感…

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教育問題や、趣味のマラソンに関する記事を書いています。 何とも言えない教育への閉塞感や、教育にかける国の在り方、社会の在り方などに問題提起できたらと思います。 マラソンは体験記です。元々短距離選手だった私がサブスリーを達成しました。

最近の記事

少子化と高齢化の狭間で

#少子化 #高齢化社会 今、私自身がミドルエイジである。言わずもがな、今は少子高齢化社会が加速している最中である。 そんな中だが、数年後の未来を考えよう。 少子高齢化社会だから、今後労働人口は減る。人口も減る。 当然、どこもかしこも人手不足だ。 新しく入社した若者は、ライフワークバランスを重視して、自分の仕事以上はやらない。 これまで頼りにしていた自分の先輩方は退職を目前に迎えている。 その更に上の団塊の世代は、退職を迎えている。 つまり、採用する人数よりも退

    • 人生の重力の向き

      重力とは何か。 簡単に言えば、地球では、その引力と遠心力の合力である。 もっと言えば、物体と物体の間には引力が働くというあの有名な万有引力の法則に由来して説明される事が一般的であろうか。地球上で言えば、物体は地球の中心に向いて運動するという事である。ただし、厳密に「中心」であるわけではない。 最近ふと思ったのだが、人生においても重力のように、自分を引っ張る力が働いているのではないか?と。 運命があるということかと問われそうであるが、それとは異なる。運命とは、どのような人生

      • 教師不足は止まらない

        #教師不足 #学校 #給特法 さて、20年後を見据えて議論しよう。 今すでに教師不足が叫ばれ、待遇の改善などが議論されている。4月時点で教師が足りない自治体も多く、昨年度で2000人以上の教師不足が全国で起きた。今年度はそれを上回っていることだろう。 採用試験においても、地方の小学校の採用試験では倍率が1倍程度に落ち込んでいる自治体もある。 休んだ先生の代わりとなる講師がいつまで経っても来ないとか、技術や美術の先生が決まらないなんて事はいつでも起こる事象である。 そこで

        • どうして授業で手を上げる子供が少なくなったのか

          #学習指導要領 #主体的に学習する態度 #学力消費社会 久しぶりに子供の授業参観に行ってみた。 先生が問いを出し、それについて意見を子供たちから引き出そうと挙手を促した。我が子が手を上げないので、親としては子供の活躍する姿を見たい気持ちもあり、手を上げるようジェスチャーで伝えようかとしたのだが、よく見ると、誰も手を上げない。 問い自体は、道徳の資料から、どんな事を感じたかという明確に答えのないもので、子供の考えを聞く問いであった。むしろ、色んな意見が出た方が良さそうなも

        少子化と高齢化の狭間で

          教育における数値評価の弊害

          さて、令和6年が始まり、約一ヶ月がたとうとしています。3月には、どの学年でも通知表が出されます。高校受験を控える中学3年生では、成績が内申点に影響することもあり、気が気でない生徒も多いと思われます。今回は、この通知表について、5段階や10段階で評価されます。小学校でも、3段階で△や○、◎などで表される事が多いでしょうか。また、観点別評価も合わせて記載されますので、各観点でABCの評価がされます。 このような評価がされる事については、このような数値を上げようとする事で、勉強し

          教育における数値評価の弊害

          2度目の丹後ウルトラマラソン

          #丹後ウルトラ #ウルトラマラソン 今更ながらですが、今年走った丹後ウルトラについて振り返りを書こうと思います。 今年は昨年に続いて2度目の丹後ウルトラでした。今年も100キロに出場しました。昨年より早めに出発し、睡眠を取ってからレースに臨みました。 ただ、今年はトラックレースに多く出場しており、猛暑もあってロング走をそれほどできていない中でのレースでした。昨年の反省を生かして、できるだけ一定のペース配分で長い距離を走るレースを意識してスタートしました。 目標タイムは

          2度目の丹後ウルトラマラソン

          知性は知性を引き寄せる

          最近、不思議な経験をした。 どのような経験かと言うと、読んだ本の中に、この一年でに読んだ本が引用されていたり、読んだ本の著者の名前が出てきたのだ。 何だ、そんなことかと思うかもしれないが、それが1冊の中に何と3冊。それぞれ全く異なるジャンルの本であった。 私は、本屋が好きで、特に目的の本があるわけではないが、うろうろしながら本のタイトルを見ている。時には、裏のあらすじを読むこともある。 本との出会いは偶然なのか必然なのか。読もうと思う本がある時と、全く読みたいと思う本

          知性は知性を引き寄せる

          遊びを知らない大人たちがつくる社会

          #学力消費社会 #受験戦争 #全国学力学習状況調査 以前の記事で、学力消費社会によって子供が主体性をなくしてしまうことについて述べた。今回は、そのような学力消費社会が継続することによってどのような社会へと変化していくのかについて考察をしたい。 さて、学力消費社会では際限のない学力の向上を求められるために、子供の学びに対する主体性がなくなっていく。その社会で育った子供が大人になった時に、どのような大人になるのか、また社会になるのだろうか。 まず、学力消費社会において育った

          遊びを知らない大人たちがつくる社会

          教師不足の解消に向けた私案

          教師不足が加速している。 人手不足自体は何も学校だけでなく、あらゆる業界で起きているから、特別な事ではないが、教師不足の社会への影響はかなり大きい。 さて、教師不足解消へ向けた私案であるが、大きく分けて2つある。一つは待遇の改善、もう一つは業務の削減である。もちろん、別々に実施するよりも同時にできる方が良いのではあるが、給与を上げて業務を削減する事は、かなりハードルも高く世間的にも認められないであろう事が予想される。したがって、どちらを選ぶかが大切である。 私は、どちら

          教師不足の解消に向けた私案

          ぶっつけで初サンショー

          今年、マスターズ陸上に登録し、大会に出場していこうと思います。 さて、そんな私は元々は短距離選手でした。といっても、100mは10秒台でもなく、まぁ平凡な選手でした。また、高校時代には、八種競技にも出ていました。まぁ、ケガで思うように練習できず、最後のインターハイ予選も棄権で終わるという不完全燃焼だった高校時代でした。 そんなこんなで、社会人になってからというもの、運動とは離れていたのですが、マラソンにハマり、時々5000や、10000のトラックレースなどにも出場し、10

          ぶっつけで初サンショー

          全国学力学習状況調査に寄せて

          #学力消費社会 #文科省 #全国学テ #教師のバトン #モチベーション #全国学力学習状況調査 前の記事で、全国学力学習状況調査が教師と子供の学習へのモチベーションを下げているかについて述べた。 そんな中、今年も全国学力学習状況調査は行われ、今年は英語が行われた。そして、またモチベーションを下げる事になった。 全国学力学習状況調査の問題点をまとめると概ね以下のようになると考える。 年度始めの多忙な時期に実施 準備が手間 事前対策が日常化 自治体が順位に固執 多

          全国学力学習状況調査に寄せて

          学力消費社会による学校教育の崩壊

          #学力消費社会 #教育問題 #教師不足 脳科学者の茂木氏は、偏差値や大学のランクにこだわる教育の現状を批判しており、もっと「学び」とは自由なものであると主張されている。 偏差値や大学のランク重視の教育では、受験産業が発展して、ある種日本の学生の学力の高さを下支えしてきた面がある。受験産業とは、まさに学力消費社会において隆盛された産業である。簡単な話、塾がそれである。 塾が利益を出す為には、人を集める必要がある。人を集める為には、広告が必要である。広告には、宣伝文句となる

          学力消費社会による学校教育の崩壊

          学力消費社会

          #学力 #受験戦争 #教育費 高度経済成長を経て、バブルが崩壊し、それでも消費社会は続き、賃金が上がらないのに株価は上がる社会においては、学力すら消費社会の中に組み込まれている。 かつては、学校に行く事すら叶わない子供がいる時代があり、それが皆学校に通う事が当たり前になった。子供は学校に行けばそれでよく、授業を受け休み時間に友達と遊び、学校から帰ってきてからも宿題はあるが、遊んで過ごす事ができた。進学も高校までがほとんどで大学まで行く人数は少なく、高校卒業後は就職する。中

          学力消費社会

          大阪マラソン2023振り返り

          #大阪マラソン #マラソン #サブスリー 先日、走りました大阪マラソンの振り返りをします。 今回、目標は人生2度目のサブスリーを目標にしていました。初サブスリーは金沢マラソン2021で達成したものの、その年の大阪マラソンは市民ランナーの参加が中止。その後は丹後ウルトラマラソンを走るなど、フルでのタイムを狙う機会がありませんでした。サブスリーを一回こっきりでは真のサブスリーランナーとは言えない!と勝手に思い、大阪マラソンに照準を合わせて練習してきました。 しかし、いつもフ

          大阪マラソン2023振り返り

          成長するという事

           人の成長とは何か。色々な意見があるだろうが、私の意見は視野を拡げる事ができるようになる事である。  例えば、子供が学校から帰ってきてすぐ遊びに行って宿題せず、その時やりたい事をしていて、宿題を夜にやっていた。そこから夜の時間の事を考えて先に宿題をするようになった。  これは、時間軸の視野が拡がった例である。  また、他の例では、片づけが全然できなかった子供が、片づけしないと周りの家族の邪魔になる事に気づき、少なくとも端に寄せるようになった。  これは、行為に関わる人

          成長するという事

          心の声で描く丹後ウルトラマラソン

          #丹後ウルトラマラソン2022 #ウルトラマラソン #丹後ウルトラ #100km 丹後で走った100キロの道を、心の声で描きます。 スタート前 あ、もう2時か。寝れたんかな。まだ寝たいけど、とりあえずスタート会場に向かうか。 けっこうみんな早くから来てるんやなぁ。更衣室で着替えよう。 あー眠いような眠くないような。ちょっと目を閉じとこう。 あかん、落ち着かへん。もう用意して水とかの準備しよ。 みんな元気やな眠ないんかな。 グループで参加している人も多いな。 これ、

          心の声で描く丹後ウルトラマラソン