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23.06甲州市議会一般質問で地域活性化と公共施設について尋ねます。

「地域活性化と公共施設について」
公共施設はかつては充実の一途を辿りました。ところが、低成長、人口減少、高齢化などの進行で、住民の支える力が弱まり、低利用、不必要な施設が目に付くようになり、管理コストを考えると、壊す、売るなどの選択をしていかなければならない時を迎えることとなりました。

しかし、公共施設には既得権益が張り付いている側面もあり、それを気にせずに合理化を進めるのはリーダーにとって気が重い選択となっている状況もあります。

そんな状況から、時間をかけ、ゆっくりとゆでガエルのように終わりを待つ公共施設が散見されます。それを打破するのは、私はやはり、住民の気づきによるものだと考えます。

ゆでガエルになってしまった時には、施設は変革コストが膨大になり、手を付けることがより困難になってしまいます。積極的に手を付けないとそうなってしまいますから、気が付いた市民が声を上げ、新たな可能性を提案する、そして責任を負って施設を変えていくことが必要だと思います。

そんな気づきを持った市民の動きを取り上げ、腰の重い行政、感覚が古い行政では叶わない、現実的で、活性化の可能性が大いにある施設リニューアルアイデアを受け入れるよう促す、そんな目的をもって質問を展開します。

まず、甲州市で先行する好例として、大和地区の取り組みを取り上げ、しっかりこれを進めることを念押しする質問を手始めにしていきます。

そして、地域が声をまとめ提案しているにも関わらず、行政都合が優先されている我が地元の勝沼町・祝地区にある「ぶどうの国文化館」の例を持ち出し、議会にも、行政にも、そして市民にも、このままで進むよりも、もっといい方向があると理解されるよう質問していきたいと考えています。

そんな形で、5問の質問をします。

"(1)旧大和中学校の利活用に関して、市の考えを尋ねるとともに、把握している地域の希望について尋ねる。"

"(2)当初わだつみ平和文庫の整理場所としても考えていた市の姿勢が転じ、地域の希望に沿うことになった理由、そして希望を踏まえて、どんなプロセス・手段で、どのような結果を求めていくのか、市の考えを尋ねる。"

"(3)大和地域のプロセスを踏まえ、同様に地域から要望書の提出がある勝沼の祝地区にあるぶどうの国文化館の利活用について市の考えを尋ねる。"

"(4)市がまとめた公共施設管理計画で、現状変更(廃止含む)を予定する祝公民館や祝ふれあい親子館、ぶどうの国文化館は、市民サービスの向上と合理化の両面で、集約が適切と思えるが、市の考えを尋ねる。"

"(5)旧大和中学校における地域と行政による取り組みは、市にとって好例と評価できるのではないか。祝地区含め、他地区でもこの例で取り組むべきではないか。市の考えを問う。"

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