配信初心者にオススメの業務用ビデオカメラを考える
今回のテーマは配信で使うビデオカメラ。中でも業務用のビデオカメラに焦点を当てます。
ライブ配信をする上で、業務用のビデオカメラを検討する方もいるのではないでしょうか。先日のオフ会では、まさにそんなテーマが話題となりました。
そもそも業務用のメリットは何なのか、また民生機ではいけないのか。今回はそんなお話を紹介したいと思います。
オフ会で話題となりました
このテーマは先日開催した、2022年5月のZoomオフ会で話題になった内容です。
こちらの記事と併せて、アーカイブ動画の55:53からご覧いただくと、より理解が深まるのではないかと思います^^
業務用ビデオカメラの例
そもそも業務用ビデオカメラとはどのようなものでしょうか。
上を見るとキリがない世界のため、例えば、SONYのビデオカメラ「FDR-Z90」と「FDR -AX700」を比較してみましょう。
Z90は現行品では最も安価なSONY製業務用カメラです。AX700はSONY製の民生機ではフラグシップに当たる製品でとなります。
実はこの二つは性能は非常に似通っています。例えば画像処理のチップやセンサー、また画素数や手振れ補正など、基本的なハードウェア性能は実は同じです。
その比較としては、こちらのページが参考になると思います。
業務用ビデオカメラを選ぶメリット
ではZ90とAX700の機能差はなんでしょうか。Z90には業務向けだからこその、様々な機能が搭載されています。
配信に関わる点で言えば、SDIとXLRの端子を搭載していることが大きいです。SDIは映像用、XLRは音声用の規格で、一般的なHDMIや音声ケーブルよりも長距離をノイズ少なく伝送できます。
業務用カメラであれば、この2つの端子を搭載していることが多いと思います。市場には変換コネクタもありますが、それ自体が準備や運用のコストにも繋がります。直接使えるのなら、その方が確実性が高まりますね。
業務用でないといけない?
では、業務用端末でなければいけないかと言えば、そんなことはありません。
民生機でも、それこそローエンドな機種だとしても、配信で使う分には問題ありません。以前にはPanasonicの3万円程のカメラを検証したことがありましたが、明るささえあれば十分に使える印象でした。
もちろんハイエンドの方が、センサーサイズや映像処理チップの向上で画質は良くなります。XLRやSDI端子はもちろん、見栄えとしてクライアントの安心感に繋がる効果もあると思います。
この辺りは、ぜひ予算は目的によって選んでいただくのが良いと思いました。
選択肢
では業務用ビデオカメラにはどんな選択肢があるのでしょうか。
先日のオフ会で名前が挙がった製品を紹介したいと思います。
SONY FDR-NX80
業務用ビデオカメラとして定番だった印象のカメラです。ただ、先日残念ながら生産完了となり、プレミアがつき始めています。
先に紹介したZ90と比べると、SDI端子を搭載していない機種となります。
HXR-NX3
なべちゃんさんからおすすめいただいたカメラです。既に販売が終了している製品ですが、中古市場では今も流通しています。解像度がフルHDまでな分、価格が抑え目です。
FDR-AX700
先ほどZ90と比較しましたが、XLRなど業務用機能がいらなければ、もちろんAX-700でも十二分に活躍してくれます。
以上、業務用ビデオカメラについてのお話でした。他にもオススメの業務用ビデオカメラがあれば、ぜひコメントにお寄せください!^^