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「最近ダル着しか着てない」(SiNKから考えるファッションの本質について)
少しだけ、希望の波が来ているここで振り返りのようなファッションのお話を。
コロナ禍と言われはじめてからもうずいぶんと時間が経った。その間ファッション業界は絶望と(少しの)希望の波にもまれていたように思う。
そんな中、たまたま街で耳に入った若い女性2人の会話が表題の言葉だった。
「最近服買った? 私、まじでダル着しか着てないんだけど。」
「ダル着」・・?? だらっとした服、主に部屋着。よく言
ファッションと社会の交差点 〜GUCCI 2021 リゾートコレクションより〜
ウィメンズのドレスはカラフルなフラワー柄が中心で、往年のフラワーチルドレンを連想させる。メンズでは素肌にファーのベスト、カットオフしたデニムのショーツなんていうヒッピー色全開なルックもある。他のブランドを含めてヒッピー的な提案が増えているのは、今の人々の自然回帰、サステナブルな生活への憧憬をデザイナーが機敏に感じているからだろう。
前回、ヒッピーカルチャーへの注目を書いたけれど(コロナ後の社会と
コロナ後の社会とファッションを歴史から考える⑵ 〜ヒッピーカルチャーから未来へ〜
大好きなファッションを通じてこれからの世界を模索します。
第2回目は「ヒッピーカルチャー」にフォーカスします。当時と重なる世の中のニーズ、そして進化したテクノロジーを加えてポジティブな社会と未来を描きます。
■前回の「第2次世界大戦とその後」に続き、今回は「ヒッピーカルチャー」にフォーカスした話を聞く。なぜこの時代か?
まず、前提として、今までお話しする時には【恋せよ乙女!パープルーム大学と梅
コロナ後の社会とファッションを歴史から考える⑴ 〜第2次世界大戦とその後から〜
変わりゆく世界に対して、大好きなファッションから考察し、未来へのヒントを模索します。歴史、社会、ブランド、自分…などのこれからの有り方を探る試みの第1回です。
■なぜ今、歴史から学ぶのか?
元々昨年、ヨーロッパ4カ国6都市を、蚤の市や古着屋を巡って旅をしてからファッションの歴史について興味が湧いていて、この期間に学びを深めると同時にファッションを中心にコロナ後の世界について考えていました。
ファッションと本の話。 〜ソーシャルディスタンス 人と人、人と物との距離の考察〜
新型コロナウィルスの影響で、すっかり外出ができなくなった。
仕事もリモートワークになり、外出制限されているとストレスが溜まる人々がいるらしい。
しかし、自分は想像以上に快適だ(仕事以外では)。元々もの(「物」のことであるが何だか味気なく思えるのであえて平仮名で書く。)が多いと自分でも思うのだけれど、それが功を奏しているようだ。
20歳くらいから「もの貯金」と命名して、その価値があると思う大好き