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ビタミンCサプリはコスパ最高サプリというのは、ちゃんとした理由があります
ビタミンCサプリメントは、どうして飲んだ方がよいのか。また、どのように選べばよいのか。やはり天然の方がいいのか、それとも・・・
価格は高いのか安いのか。また、効率的な飲み方があるのか、という話です。
(記事の最後に動画を貼っています)
ビタミンCサプリメントを飲むべき理由
ビタミンCの役割はきわめて多く50とも100とも言われます。その中にはウイルスに対抗する作用も含まれます。
その中のビタミンCがウイルスと対抗する方法については、以下の記事をご覧ください。
ビタミンCが含まれる代表的な食品として、このようなものが挙げられます。
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これ以外では、キウイ、トマト、小松菜、ほうれん草、ゴーヤー、大根などに含まれます。
そして、厚労省が示すビタミンCの推奨量は1日100mgです。このビタミンC1日100mgの摂取は、上記の食品を意識して食べれば、それ程むずかしいこととは思えません。
ところが、それでは全く足りません。
厚労省が示す推奨量100mgという量は「ビタミンCが不足はしていない」という量です。
ビタミンCが著しく不足した場合に発症する壊血病という病気(現代では見たくてもお目にかかれません)、100mgの量はこれを予防できるという量に過ぎません。
ビタミンCが持つ50とも100とも言われる仕事をさせるには、もっともっと大量の摂取が必要です。
理想量として、最低でも1日1000mg。推奨量の10倍ですが、それでも「最低でも」なんです。
可能であれば、1500〜2000mgくらい摂取していただきたいと考えます。
ただし、このレベルの量になると食事からの摂取では100%不可能です。ビタミンCを1000mg摂取するには、ブロッコリーであれば約2000g食べなければいけないからです。
ですから、ここでサプリメントが必要になります。
ビタミンCサプリメントの選び方
ビタミンCサプリメントには、天然のものと人工のものが存在します。「当然、天然がいいんでしょ」と思うかもしれません。
たしかに、天然の方が人工のものに比べて生体利用率がよいことが分かっています。
生体利用率(薬学用語)とは吸収された成分がどれだけ全身に循環したかを示す割合のことを言います。
これが天然の方が勝る。であれば天然に限る、言いたくなります。けれども、話はそう簡単ではありません。
天然ビタミンCのデメリットとして「重量当たりの含有率が低い」ということが挙げられます。
どういうことでしょうか。
天然ビタミンCの代表的な主原料としてアセロラやローズヒップがありますが、その中からビタミンCだけ取り出すということは技術的にできません。
そういう技術も進んではいるらしいですが、まだまだ難しいようです。
つまり、これらの原材料からビタミンC 100mgのサプリメントを作るには、100mgを含む部分をそのまま入れないといけない、ということになります。
ちなみにローズヒップに含まれるビタミンCは、重量当たり約1%に過ぎません。
いうことは、ローズヒップで100mgのビタミンCサプリメントを作るには、その100倍の10000mg、つまり10g必要だということです。
それでは飲み込めないくらいの巨大な錠剤やカプセルになりますし、それ以前にビタミンCだけでお腹いっぱいになってしまいます。
だから、あまり現実的ではないのです。
そのため、流通しているビタミンCサプリメントのほぼ全てが人工です。
「天然」を宣伝文句にしている商品もありますが、実際には天然はごくわずかというのが現実です。
天然で表記通りの含有量であれば、こんな小さなカプセルや錠剤では納まらないはずだ、という商品も見受けられます。
具体的なメーカーや商品名は言いませんが、皆さん慎重に選んで下さい。
結論を言ってしまえば、価格面を考えても(天然の方が高い)、天然にこだわる必要はないと、私は考えます。
ビタミンCサプリメントの価格
ビタミンCサプリメントは通販で入手する以外にも、スーパー、コンビニ、ドラッグストアなど身近な所でも手に入ります。
価格をチェックして見ると、1か月分で300〜400円代の商品が目立ちます。3袋入って1000円前後のもあります。
非常に安いですね。
これは粗悪品だから安いわけではありません。
ビタミンCはとにかく原料が安いからです。ビタミンCサプリメントの主原料はブドウ糖です。
じつはブドウ糖とビタミンCは分子構造が酷似しています。
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ブドウ糖に5回くらいの化学反応を与えるとビタミンCに変換されます。
ブドウ糖であれば、とうもろこしや芋類、あらゆるものから取れるので、きわめて低コストで作れるのです。
だからと言って、100円商品のでいいかというと、それは分かりません。
原材料はともかく、製造設備(工場、機械)までコストを落としてしまうと、不純物が混入するなど、品質にも影響が出るからです。
ですから、ある程度のブランド力があるメーカーの商品を選ぶのが安心かもしれません。
ビタミンCサプリメントの効率的な飲み方
1度に大量ではなく何回にも分けて飲むのが効率的です。
理由は、1回の量が多くなればなるほど吸収率が落ちるから、また吸収されたあとも一定量が流れ出てしまうからです。
ビタミンCは1回の摂取量が100mgを超えると、量が増えるほど吸収率が低下します。
かと言って、1日1000〜2000mg摂取するのに、100mgずつを10回から20回に分けて飲むのは非現実的です。
私たちは、ビタミンCサプリメントを中心に生きているわけではありません。
現実的な摂取方法としては、1回当たりの摂取量500mg以下に抑えて、3回〜7回くらいに分けて飲むのがいいでしょう。
例として、FANCL とDHCのビタミンCサプリメントは、1日の目安量1000mgで、FANCLは4粒、 DHCは3粒で1000mgです。
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FANCLは4粒、 DHCは3粒で1000mgです。1粒当たりFANCLが333mg、DHCが250mg。
このくらいであれば、比較的吸収率も高く、3回〜7回くらいに分けて飲むことで1000〜2000mg摂取できます。
またビタミンCは空腹時の方が吸収率が高まりますので、数回に分けて飲む中の2回分を起きてすぐと寝る前の日課にすると、より効率がよくなります。
まとめ
ビタミンCの役割はきわめて多く50とも100とも言われます。
ただ、それだけたくさんの仕事をさせるには大量の摂取が必要です。少量摂取では少量なりの仕事しかしません。
厚労省の推奨量は1日100mgですが、それでは全く足りません。
理想的な摂取量として、最低でも1日1000mg。可能であれば、1500〜2000mgくらい摂取していただきたいと考えます。
このレベルの量は食事では絶対に無理なのでサプリメントを使う必要が出てきます。
ビタミンCサプリメントには、天然のものと人工のものが存在しますが、天然ビタミンCのデメリットとして「重量当たりの含有率が低い」ということが挙げられます。
例えば、ローズヒップで100mgのサプリメントを作るには10000mg、10gも必要になります。
そのため、流通しているビタミンCサプリメントのほぼ全てが人工ですし、天然にこだわる必要はないと、私は考えます。
人工であれば、1か月分で300〜400円代。非常に安いのでコスパ最高です。ある程度のブランド力があるメーカーの商品を選べば安心でしょう。
ビタミンCサプリメントは、1度に大量ではなく、何回かに分けて飲むのが効率的です。
理由は、1回の量が多くなればなるほど吸収率が落ちるからです。1回当たりの摂取量500mg以下に抑えて、3回〜7回くらいに分けて飲むのがお薦めです。
またビタミンCは空腹時の方が吸収率がいいので、数回に分けて摂取する中の2回分を起きてすぐと寝る前に飲むと、より効率がよくなります。
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